交流

2014年01月15日

内定者セミナー 「新人力」

内定者セミナー 「新人力」

次の春から社会人となる4年生たちが、実社会に即したセミナーで「新人力」を鍛えました。

依然として厳しい就職環境の中、多くの学生たちがめざす道へ一歩を踏み出そうと就職活動に励み、志望企業から採用内定を受けています。キャリアセンターは彼らの主体性を引き出しながら、単なる就職支援にとどまらないキャリア教育・キャリア支援に力を注いでいます。その一環として、今年度新たにおこなわれたのが「内定者セミナー『新人力』」。1月15日(水)に開催され、内定を獲得した4年生が意欲的に参加していました。
講師を務めたのは、株式会社リバースキャリアパートナーズ代表取締役の坂本章紀氏。3000人をこえる学生・社会人のキャリア構築や就職・転職活動をサポートしてきた実績を持ち、さまざまな企業の新人研修にも携わっています。そんな人材育成のプロである坂本氏は「"デキる新人""結果を出す新人"とはどんな人でしょうか?」と問いかけながらセミナーをスタートさせました。

 デキる新人とは、「味方」が多い新人。相手のため、会社のために自分は何をすればいいのかを考え、何事にも全力で取り組む人が、まわりを味方につけ、チャンスを掴んで成長していくのだと坂本氏は説明しました。「やろうと思えば誰でもできるが、実際には多くの人ができていないことを、"しっかり""きっちり"やりきる力、やり抜く力。そんな"新人力"を皆さんも意識して就職先で行動してほしいと期待しています」。
そして学生たちの新人力をトレーニングするために、ケーススタディを実施。出勤時の電車の遅れ、コピー取り、上司からのメールへの返信、名刺交換、電話対応といった事例に、学生たちはビジネス現場をイメージしながら最善の対応を考えていきました。

 「相手視点に立ちながらも自分ならではの付加価値をつけ、相手の意向を確認しながら誠実に行動すること。それが新人力のポイントです。新人力を意識した言動を日頃から習慣化することが、職場で新人力を発揮できる秘訣。今から実践し、春からデキる新人になろう!」と坂本氏は笑顔で語りました。参加した学生たちは、このセミナーを通して社会人となる意識をいっそう高め、"デキる新人"へとスタートダッシュをかけることでしょう。