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2018年01月19日

交流文化学部主催 演奏会「韓国伝統芸術の時間―踊りと旋律の風流―」

交流文化学部主催 演奏会「韓国伝統芸術の時間―踊りと旋律の風流―」

2017年12月5日(火) 星が丘キャンパス 記念会堂

韓国文化の一端を垣間見ることができる演奏会が
星が丘キャンパスで開催されました。

 2017年12月5日(火)、交流文化学部が主催する演奏会「韓国伝統芸術の時間―踊りと旋律の風流―」が開催されました。今回のイベントは「学生たちに韓国・朝鮮が持つ固有の思想、“風流”を肌で感じ取ってもらいたい」と考えた教授陣が企画したもの。韓国・朝鮮における「風流」とは、元来「自然の摂理と調和をなし、儒教・仏教・道教などの宗教や思想をも融合させ、自然の中で心身を鍛えること」。朝鮮半島統一の偉業の根幹を支えた精神とも言われ、さらに近年では「素敵に遊び、雅に楽しむ優美さを味わうこと」であるとされています。それならばその「伝統を楽しむ場を創り出してしまおう」と、李慶美韓国伝統芸術 in Japanのチームを星が丘キャンパスにお迎えし、今回の演奏会の実施に至りました。そしてお招きした踊り手のイ・キョンミさん、テグム奏者のキム・ヨンサンさん、チャング奏者のチャン・チュヨンさんの3名が、韓国・朝鮮に脈々と受け継がれる優美な世界にいざなってくださいました。

交流文化学部主催 演奏会「韓国伝統芸術の時間―踊りと旋律の風流―」

交流文化学部主催 演奏会「韓国伝統芸術の時間―踊りと旋律の風流―」

 まずはイ・キョンミさんが2015年に撮影した舞台のビデオを流しながら韓国舞踊について解説。2008年にユネスコ無形文化遺産に登録された伝統的民俗芸能・パンソリの中の一曲『サラン歌』や、竹製の管楽器「テグム」、桐の丸太で作られた打楽器「チャング」などについて説明し、演奏をより一層楽しむためのポイントを伝えました。そして、この2つの楽器を伴奏にして形式にとらわれず即興で舞うホトンチュム(自由舞)の『イプチュッム』やテグムの独奏『大笒散調』、チャングのソロ演奏が楽しめる『ソルチャング』を披露しました。その後、韓国の伝統音楽は現在どのように発展しているのかをイ・キョンミさんが解説。日本のJ-POPなども古典楽器で演奏されることが伝えられると、会場に集まった学生たちからは驚きの声が上がりました。最後は会場にいる全員で手拍子をしながら、日本でも有名な韓国民謡『アリラン』を合唱。和やかな雰囲気の中、演奏会は幕を閉じました。

交流文化学部主催 演奏会「韓国伝統芸術の時間―踊りと旋律の風流―」

交流文化学部主催 演奏会「韓国伝統芸術の時間―踊りと旋律の風流―」

 今回の演奏会をはじめ、交流文化学部では学生たちが異文化に触れられるイベントを数多く開催することでグローバルな視点を持ち、世界で活躍できる人材を育成していきます。