追究

2025年07月18日

ビジネス学部 チャレンジプログラムB(日比谷花壇)

2025年5月23日(金)星が丘キャンパス 55教室

日比谷花壇様と産学連携プログラムに取り組み、
ポップアップストアのコンセプトを提案しました。

 本学のビジネス学部は現代社会における経済学や経営学、マーケティング、会計などについて、理論と実践の両面から学んでいます。今年度も3・4年生を対象に企業と連携し、現実の課題に対する企画の考案に取り組む授業「チャレンジプログラム」展開。「ものづくり」「まちづくり」「プロモーション」「ホスピタリティ」の4ジャンルがあり、今回は「ものづくり」の授業について紹介します。

 この授業では、ビジネス学部の浅井先生、大塚先生をコーディネーターとし、日比谷花壇様協力のもと、「PopUpストア」出店の企画を考案します。コンセプトの考え方、プレゼン資料の作成方法を学びながら進め、5月23日(金)の授業では、店舗コンセプトについてプレゼンテーションしました。今回は、全6チームの発表内容を紹介します。

●チームA

 チームAは、「生け花で自分を自由に表現しよう」というコンセプトを提案しました。就職活動中の学生や新社会人をターゲットに、生け花を通じて自己表現ができる場やリラックスできる場を提供するというアイデアです。2つ目は「大学に行く意味を考えよう」です。高校生や進路に悩んでいる人を対象に、花の成長過程になぞらえて、「自分は今どの段階にいるのか」を見つめ直すための場所づくりを提案しました。

●チームB

 Bチームは、まずマッチングアプリ市場の拡大に注目し、「運命の出会いは突然やってくる~人と花のマッチング~」という企画を提案。この企画では、花言葉や特徴が記されたカードと共に花を展示し、参加者がその中から好みの一輪を選び、さらに一輪挿し用の花瓶を購入するという体験を提供します。もう1つのコンセプトは、「多様性を受け入れて、みんなで幸せになりましょう~違いをともに生きよう~」。最初に全員が同じ一輪の花を受け取り、その後、それぞれが自由に花を選んでオリジナルの花束を作るという体験を提案しました。

■チームC

 チームCは、20・30代をターゲットに「“なにもしない”をする」企画を提案。朝・昼・夜とテーマの異なる3つの部屋を用意し、花とともにリラックスする空間を提案しました。もう1つのコンセプトは、「性格診断×オリジナル花束で 自分の魅力を知ろう」。近年若者を中心に流行しているMBTI診断に着目。フロアに性格診断表を敷き、選択肢に沿って進むことで、オリジナルの花束が完成するという企画です。自分の魅力を再認識し、自信を持ってもらいたいという想いが込められています。

■チームD

 チームDは、10~20代の若者をメインターゲットに、ファミリー層や友人関係、恋人関係の人をサブターゲットとし、「My Vision flower」というコンセプトを提案。目標や想いをビジョンボードのように花束で表現するという体験型の企画です。2つ目は、「五感で楽しむ花」です。若者や家族連れを対象に、自分の感情や体験に合った花と食べ物を選び、思い出に合った花を実際に味わえるポップアップストアを提案しました。楽曲『花に亡霊』を持つアーティスト・ヨルシカさんとのコラボレーションも視野に入れています。

■チームE

 チームEは、「あるあるのシーンといろんな応援で元気をもらえるポップアップストア」を提案。これは、日常で誰もが経験する「あるある」なシーンに対し、さまざまなタイプの応援してくれる人と、それに合った花を組み合わせて紹介する体験型のストアです。さらに「日常の1週間を1周 心が軽くなるポップアップストア」も提案しました。曜日ごとの持つイメージに合わせた色合いの花を用意し、各曜日のブースを巡ることで、心が少し軽くなるような癒しの空間を考案しました。

■チームF

 チームFは、成人の学生や社会人をターゲットに「現実を忘れてリフレッシュしよう」というコンセプト案を提案。来場者がどのようにリラックスしたいのか選び、それに合わせたカラーマムが装飾された席に案内され、リラックス効果が得られるという企画です。2つ目の提案は「自分のためだけにラッピングした特別なプレゼント、私専用」。誰かのために贈るプレゼントを「自分も欲しい」と感じた経験に着目し、学生や30代以降の大人を対象に、自分の好みに合わせて自由にラッピングを選べるポップアップストアを提案しました。

 全てのチームの発表終了後、日比谷花壇の担当者様より講評がおこなわれ、Aチームの「生け花で自分を自由に表現しよう」、Cチームの「性格診断×オリジナル花束で 自分の魅力を知ろう」のコンセプトの2案に決定しました。今後は出店実現に向け、コンセプトから企画をさらに練り、出店場所の選定などに取り組んでいきます。