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2018年05月16日

メディアプロデュース学部 小倉ゼミ主催 35mmフィルム上映会&トークショー

メディアプロデュース学部 小倉ゼミ主催 35mmフィルム上映会&トークショー

2018年3月15日(木) 星が丘キャンパス 記念会堂

学生たちが映写技師を担当し、フィルム映画を上映。
映画の歴史に触れる貴重な経験となりました。

 3月15日(木)、メディアプロデュース学部(現:創造表現学部 メディアプロデュース専攻)小倉ゼミ主催の「35mmフィルム上映会」が開催されました。この上映会は、本学の記念会堂に35mmフィルムの映写機があることを授業で知った学生たちが「ぜひ実際に触れてみたい」と申し出たことからスタートしたイベントです。回を重ねるごとにパワーアップし、今年度は初めて「年度内の複数回公演」を実現させました。

メディアプロデュース学部 小倉ゼミ主催 35mmフィルム上映会&トークショー

メディアプロデュース学部 小倉ゼミ主催 35mmフィルム上映会&トークショー

 今年度2回目の開催となった今回は、2000年に制作された「さくや妖怪伝」を上映。現在フィルムではほとんど見ることができない日本の特撮妖怪映画で、CGはほとんどなし。映写機から放たれる光で見るとよりいっそう味が出る魅力的な作品を3名の学生が投影し、最後までミスなく観客に届けました。

メディアプロデュース学部 小倉ゼミ主催 35mmフィルム上映会&トークショー

メディアプロデュース学部 小倉ゼミ主催 35mmフィルム上映会&トークショー

 上映後はこの作品の監督で、日本の特殊メイク・特撮映画造形の第一人者でもある原口 智生氏をお招きし、本学の講師で映画館「シネマスコーレ」の副支配人である坪井 篤史先生と、この会を主催したゼミの担当教諭である小倉 史先生の3名で、「さくや妖怪伝」や特撮映画にまつわるトークショーを実施。「原田氏が幼少期に慣れ親しんだ子ども向け妖怪映画への強い思い入れから“さくや妖怪伝”が誕生したこと」や「ウルトラマンやガメラの製作に携わったときの苦労話」、「フィルム映画の魅力」など多岐にわたるエピソードが語られ、会場は大いに盛り上がりました。トークショーの最後には映写技師として活躍した3名の学生が登壇し、35ミリフィルム映画上映会をやり遂げた感想をスピーチ。会場からあたたかな拍手がおくられました。
 今回も大盛況のうちに幕を閉じた上映会。35mm映写機という貴重な本学の財産を生かしながら、これからも小倉ゼミの伝統行事として継承し続けていきます。