追究

2019年02月15日

創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻 富樫ゼミ 産学連携プロジェクト「Deco Cafe」

創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻 富樫ゼミ 産学連携プロジェクト「Deco Cafe」

2018年10月27日(土)・28日(日) 長久手キャンパス

老舗企業2社と連携し、学生がカフェを企画・運営。
「愛知県の食品製造」の魅力を伝えました。

 メディアプロデュース専攻の富樫ゼミは、メディアビジネス・メディアプロモーションが研究テーマです。学びの一環として「社会での実践」を重視し、企業や官公庁などとの連携プロジェクトに力を注いでいます。
 2017年度から協働しているのは、愛知県新城市の瀧川オブラート株式会社様です。学生たちはオブラートに可食インクでイラストをプリントしたオブラート「デコステッカー」のプロモーション戦略の提案にチャレンジをしてきました。2017年12月、瀧川オブラート株式会社・瀧川社長やコンサルタントの大槻様に対して、独自のプランをプレゼンテーションし、高い評価を得られたのが、「カフェによる情報発信」でした。以来、学生たちはカフェのネーミングやロゴマークの提案などを重ね、実現に向けて動き出しました。また、カフェの実現に際し、愛知県春日井市の飴メーカー・大丸本舗様とも連携。デコステッカーと飴を組み合わせたデザインキャンディの開発にも携わりました。
 瀧川オブラート株式会社様は創業107年目、大丸本舗様は創業94年目、ともに愛知県の老舗企業です。夏休みには工場を見学し、高い品質やおいしさを生み出す技術力、ものづくりへの情熱に感銘を受けた学生たち。「愛知県は工業品だけでなく食品の製造にも優れていて、魅力ある商品の数々が海外にも広がっている。その事実をより多くの人に伝えたい!」と考え、その思いをカフェづくりに反映させていきました。

創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻 富樫ゼミ 産学連携プロジェクト「Deco Cafe」

創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻 富樫ゼミ 産学連携プロジェクト「Deco Cafe」

 学生たちが企画した「Deco café」がオープンしたのは、大学祭「淑楓祭」が開催された長久手キャンパス。10月27日(土)と28日(日)、デコステッカーを使ったキャンディーやワッフルなどを販売しました。学生たちは写真映えのする店内装飾にもこだわり、カフェのロゴマークをあしらったフォトスポットを設置。学生はもちろん、地域のさまざまな年代の人々が来店し、「かわいいし、おいしい!」「SNSに写真をアップしたくなる!」と大好評でした。さらにスペシャルイベントとして、可食インクでオブラートに好きなイラストを描くワークショップを開催。子どもから大人まで多くの人が参加しました。2日間にわたり、たくさんの笑顔があふれていたDeco café。学生たちと富樫先生は連携企業やその製品の魅力、愛知県の食品製造についての情報発信にも努め、訪れた人々とのコミュニケーションも大切にしました。

創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻 富樫ゼミ 産学連携プロジェクト「Deco Cafe」

創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻 富樫ゼミ 産学連携プロジェクト「Deco Cafe」

 28日(日)には、瀧川オブラート株式会社の瀧川社長、大丸本舗の宇佐美社長、アドバイザーの大槻さんが来店。学生たちの頑張りを称えると共に、「今回は大学祭のイベントの一つとしての開催でしたが、いつか一般の店舗でDeco caféがオープンできることを願い、これからも連携を深めていきたいと思います」と今後への期待を語ってくださいました。
 産学連携プロジェクトを通して、実社会に即したマーケティングやビジネスモデルを学ぶ、富樫ゼミの学生たち。柔軟な思考力や発想力、行動力、協調性などを磨きながら、あくなき挑戦を続けます。

学生たちのコメント

創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻 富樫ゼミ 産学連携プロジェクト「Deco Cafe」

創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻 4年
(写真左から)三田村 香穂さん、加古 将大さん、尾前 公美さん

 「Deco café」の企画は、コンセプトの設定からスタート。メイン商品として扱うオブラートがお客様に提供する価値を「魔法のひみつ道具」というキャッチフレーズで表現し、その言葉を軸としてメニューや装飾などを考えていきました。20人のゼミ生がチームに分かれ、調理、内装、PR映像、運営、会計というそれぞれの役割を果たしながら、大学祭の2日間に向けて準備を進めました。大学祭期間中、来店した多くの人々が、オブラートの新たな可能性、瀧川オブラート株式会社や大丸本舗をはじめとする愛知県の食品メーカーの魅力について感じていただき、いろいろ質問もしてくれて嬉しく思いました。富樫ゼミでは、今回のように企業と連携し、実社会の課題と向き合う経験を重ねることができました。仲間と一緒に試行錯誤を重ね、学んだことを卒業後の進路に活かし、成長し続けたいと考えています。