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2019年09月13日

教志会イベント 映画「みんなの学校」上映会、OB・OGと先生のトーク

教志会イベント 映画「みんなの学校」上映会、OB・OGと先生のトーク

2019年6月29日(土) 長久手キャンパス ミニシアター

子どもたちにとって最良の教育とは何か。
ドキュメンタリー映画と、本学の卒業生に学びました。

 本学は開学当初から教員養成教育に力を注ぎ、多くの人材を教育界に輩出してきました。その実績を財産とし、今後も伝統を育んでいくために、「教育に志す者の会(通称:教志会)」を結成。教員をめざす学生と教員として活躍する卒業生をつなぎ、共に学び合うことで、より良い教育の実現をめざしています。その教志会が主催するイベントが6月29日(土)に開催されました。

教志会イベント 映画「みんなの学校」上映会、OB・OGと先生のトーク

教志会イベント 映画「みんなの学校」上映会、OB・OGと先生のトーク

 前半は大阪市住吉区にある公立小学校「大空小学校」の1年間を追いかけたドキュメンタリー映画の上映会。「みんなの学校」という映画のタイトルの通り、教員も生徒も保護者も、一人ひとりが当事者意識を持って学校運営に関わっている様子が描かれました。映画では当時、校長先生だった木村康子先生や新米の先生、障がいを持つ生徒、不登校気味の生徒などを中心にして、日常の小さないざこざや全員参加の運動会のリレー、特別な支援が必要な子どもが困難に直面した場面など、さまざまなシーンが切り取られ、大空小学校が大切にする「みんなで考え、みんなで教育を創り上げていく」という姿勢が印象的でした。

教志会イベント 映画「みんなの学校」上映会、OB・OGと先生のトーク

教志会イベント 映画「みんなの学校」上映会、OB・OGと先生のトーク

 後半は、教員として働く卒業生をお迎えしておこなわれた「対話集会」。教志会学生部会の学生がインタビュアーとなり、登壇した4名の卒業生に次々と質問をしていきました。「教員のやりがいはなんですか?」という質問に対しては、4名の先生方は口々に「子どもたちの存在」と回答。「教員という仕事は体力仕事でもあり、大変なことも多いけれど、子どもたちの笑顔や言葉によって、自分のことを必要としてくれていることが分かる瞬間、報われた思いがする」と力強い言葉をいただきました。インタビュアーとのやりとりがひと段落した後は、フロアからも質問を募り、質疑応答を実施。「子どもたちと信頼関係をつくるときに心がけていることは?」「今までの教員生活で、感動したエピソードは?」など多くの質問が寄せられ、現役の先生方はその一つひとつにていねいに答えてくださいました。
 教員をめざす者と教育に携わる者、両者が共に語り合うことで、子どもや教育について深く考えるきっかけとなった今回の教志会イベント。教員採用試験を控える学生たちにとっては、先輩たちに未来の自分の姿を重ね、試験勉強や実習へのモチベーションを得ることができたことでしょう。教志会では、学生部会のメンバーを中心にこれからもさまざまなイベントを企画・実施していきます。教員をめざす学生たちがその夢をかなえることができるよう、本学では全学をあげて支援を続けてまいります。