追究
2019年11月26日
文学部 教育学科 学校教育体験
2019年9月4日(水)~9月10日(火) 長久手南小学校
早い段階で教育現場を肌で感じる。
この経験が、自分の目標を確かなものにしていく。
本学では、大学理念「違いを共に生きる」を念頭に、人間性豊かな教員を育成。子どもの本質を捉える洞察力や思考力などを学べるよう、さまざまな実践の場を設けています。そのひとつである「学校教育体験」は1年次から実際の教育現場を体験し、教員の仕事を学ぶことができるプログラム。学生たちは早期に現場を体験することで、大学4年間で学ぶべき課題や目標を明確にし、自分たちが思い描く理想の教員像を確立していきます。今年度は、長久手南小学校で5日間の学校教育体験にのぞみ、教員の仕事を間近で感じながら、子どもたちへの指導や接し方を学びました。
学生たちは学年のクラスに一人ずつ配属され、アシスタント・ティーチャーとして担任の先生の指示のもと、授業のサポートや資料作りの補助をおこないました。授業中は担任の先生が行う指導法や子ども達への対応を見ながら、悩んでいる子どもたちにアドバイスを行い、放課には校庭で子どもたちと一緒にドッチボールなどのコミュニケーションをとりました。学生たちは今回の経験を通じて、児童に寄り添いながら「人を育てる」ことの尊さと厳しさを実感しました。
文学部 教育学科 1年 野々垣琴音さん
高校生の頃から、子どもたちの人間育成に携わることのできる小学校教諭を目指していました。そしてその夢を踏み出せる大学選びをしている時に、早期から実践経験を積むことのできる愛知淑徳大学に惹かれて入学しました。そして今回、この「学校教育体験」を経験して私の決意はより確かなものへと変わりました。
一番に勉強になったことは、担任の先生が実践していた「飽きさせない授業方法」。授業に結びつくような雑学や雑談を織り交ぜながら、ただ教科書の内容を教えるのではなく、授業自体に「楽しい」をプラスで付け加えて授業を展開していました。また、先生方は言葉の表現力も多彩で、状況により言い方やイントネーションを変えて話をします。驚きとともに、観察力、洞察力などのスキルも必要なのだと感じました。
道徳の授業で教壇に立ち、朗読する機会をいただいた際、子どもたちが教科書をめくる「ペラッ」という音が聞こえてきて、私の言葉をしっかり聞いて授業を受けてくれいるのを感じ、嬉しさとともに、先生への第一歩を踏み出せた気持ちになりました。また、最終日に意見交換会が設けられ、感じたことや反省点などを皆と共有することができ、体験する前と後で、自分の考え方や気持ちの変化を強く感じました。今後は、以前から興味のあったCCCのボランティアをはじめ、子どもたちと接する機会をたくさんつくり、触れあう気持ちを忘れずに、勉強に励んでいきたいと思います。