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2020年01月10日

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

2019年11月20日(水)星が丘キャンパス55A教室

中国語の学習成果を発表する大舞台。
ネイティブと変わらない美しい発音で各自の思いを語りました。

 2019年11月14日(水)、星が丘キャンパスにて「第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト」が開催されました。このスピーチコンテストは、交流文化学部の学生を中心に中国語を学び始めて間もない学生たちが参加。伝統的なイベントだけにこのコンテストに出場することは、学生たちにとって大きな目標になっています。
 学生たちを審査していただくのは、中華人民共和国駐名古屋総領事館の領事ほか3名。今年も10名の学生が出場者として選ばれ、中国へ留学に行ったときに感じたことや経験談をスピーチしました。

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

 スピーチが終わると審査時間に入ります。その間、2つのプログラムが開催されました。1つは4年生の先輩たちによる中国語学習経験談。留学の経験や中国語の話力を活かした就職活動など、さまざまな観点からコメントされ、中国語を学ぶ学生たちは熱心に聞き入っていました。2つめは中国語の寸劇。今回は「中国語授業が始まるよ!」と題し、先生が中国と中国語の問題をクイズ形式で出題。「中国人が好きな数字は?」、「写真と撮るときになんて言う?」など、興味深い問題が出されました。

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

 明るく楽しい中国語授業が終わった後は、結果発表です。審査の結果、中華人民共和国駐名古屋総領事賞には小森萌々華さん、最優秀賞には水野綾奈さん、優秀賞には佐賀野由衣さんと大脇万里恵さんが選ばれました。受賞した学生たちは喜びをかみしめ、笑顔で賞状を受け取っていました。
 今後、中国語の能力はこれまで以上に求められる時代になります。本学で中国語を習得した学生たちは、その能力を活かし、グローバルな活躍をしていくことでしょう。そして、このスピーチコンテストがそんな学生たちのモチベーションを向上させるひとつの目標となるはずです。

学生コメント

【総領事賞】

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

交流文化学部 交流文化学科2年 小森萌々華さん

 1か月半くらい前から今回のスピーチコンテストの準備を始めました。練習は先生にスピーチの録音データを聞いていただき、細かな発音の違いなどを指摘していただきました。特に中国語は発音が難しいので、発音練習を中心に練習を繰り返していきました。原稿の内容はあまり自信がなかったのですが、発音でカバーできたかなと思っています。
 スピーチでは中国の移動式決済(キャッシュレス決済)について話したのですが、このような中国の先進的な部分をより多くの人に伝えていきたいですね。ゆくゆくは中国語を学んだ経験や留学経験などを活かし、日本と中国の架け橋になるような仕事に就きたいと思っています。

【最優秀賞】

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

交流文化学部 交流文化学科2年 水野綾奈さん

 中国語はやはり発音が肝です。私は留学生に自分で読んだ原稿を聞いてもらって、発音で間違っている部分を指摘していただきました。しかし、一口に留学生といっても、中国のさまざまなエリアから日本に来ています。そのため、それぞれのエリアによって発音が異なり、人によってはOKと言われる一方、また違う人に聞くと違うと言われることもあり……。発音の難しさとともに、中国語の奥深さを実感しました。
 今後は生きた中国語に触れるため、空港などでアルバイトし、これまで以上にスキルを磨いていきたいと思っています。

【優秀賞】

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

交流文化学部 交流文化学科2年 佐賀野由衣さん

 スピーチコンテストの練習で苦労したのは、やはり発音です。私は中国語を話すときに癖があるようで、その癖のためにうまく伝わらないことが多々ありました。中国語では音程も非常に重要な要素なので、先生にお手本の発音を録音していただき、それを何度も何度も聞いて癖を矯正していきました。
 これからの目標は中国語をもっと流暢に話せるようになること。ネイティブが聞いても不自然に思われないような発音を身につけていきたいと思っています。いまドラッグストア(免税店)でアルバイトをしているので、接客を通してさらにスキルアップしていきたいですね。

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

交流文化学部 交流文化学科2年 大脇万里恵さん

 スピーチコンテストで使う原稿を留学生に読んでもらい、それを録音して家で何度も聞きこみました。自分の発音と留学生の発音のどこが違うのかを比較し、さらに内容がより伝わるようにしっかりと感情表現も織り込んでいくことに気を付けました。今回、最初にスピーチをしたので、緊張しましたが、話しているうちに楽しくなってきて、最後はやり切った清々しさを感じました。
 これから3年生になり就職活動をしていきますが、このような大勢の前で話す体験ができたことは面接などでも活かせると思います。自信をもって自分をPRできるよう頑張ります!

第14回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

外国語教育部門 中国語教育主任 馮富榮先生からのメッセージ

 10名の学生たちのスピーチを聞かせていただきましたが、みな大学に入ってから学んだとは思えないほどしっかりとした発音で、ネイティブが聞いても違和感のないスピーチに驚きました。中国語は奥が深く、とても難しい言語なので、習得するのに苦労すると思いますが、今回賞を取れなかった学生は、ぜひ次の機会に結果を残してください。チャレンジする気持ち、ポジティブな姿勢を大切にして次回に期待しています。