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2021年07月14日

第6回 韓国語作文コンテスト

第6回 韓国語作文コンテスト

2021年6月5日(土) 星が丘キャンパス 53A教室

韓国語を学ぶ学生たちが、文章力を競うコンテストに参加。
文化体験にも参加し、韓国への理解を深めました。

 2021年6月5日(土)、愛知淑徳大学の韓国・朝鮮語教育委員会主催の韓国語作文コンテストが開催されました。第6回目を数える今大会は、星が丘キャンパスで実施。当日は14名の学生が参加し、日頃の学修の成果を競い合いました。会場に集まった学生は、あらかじめ与えられた2つのテーマ(1.韓国語との出会い、2.日韓関係、こうあって欲しい!)から1つ選び、そのテーマに沿って、80分間で1,600字程度の韓国語の作文を書きあげました。審査員には名古屋工業大学留学生センターの金銀珠准教授をはじめ、駐名古屋大韓民国総領事館の魯玹碩領事、KOTRA nagoya韓国貿易センターの呉昶烈副館長、POSCO INTERNATIONAジャパンの李尚勲マネージャー、チェジュ航空名古屋支店の金吉宰支店長をお招きしました。さらに本学の交流文化学部 曺述燮先生も加えた6名で審査をおこないました。

第6回 韓国語作文コンテスト

第6回 韓国語作文コンテスト

 作文後におこなわれた開会式では、開会の辞として、本学の外国語教育部門長 若松孝司先生が挨拶。「みなさんはこれからも“言葉”をきっかけに、外国の文化や社会について、たくさん学んでください」と学生たちにエールを贈りました。さらに、審査基準を紹介する際には、曺先生が「自分の思いを言葉にすることは、自分をさらけ出す行為で勇気がいること。みなさんの参加に対し、心より敬意を表します」と、会場に集まった学生全員に、コンテスト参加への感謝を伝えました。

第6回 韓国語作文コンテスト

第6回 韓国語作文コンテスト

 作文の審査中には、「韓国文化体験」を開催。韓国の伝統的な「韓紙(はんじ)」を用いて作品を制作している金宝羅氏を講師としてお招きし、金先生の指導のもと、学生たちは韓紙でデコレーションしたブローチづくりに挑戦しました。学生たちは初めて触れる韓紙やでんぷん糊に戸惑いながらも、徐々に慣れていき、最終的には楽しみながらブローチをデコレーションしていきました。

第6回 韓国語作文コンテスト

第6回 韓国語作文コンテスト

 楽しい時間はあっという間に過ぎ、いよいよ、結果発表の時。厳正なる審査の結果、審査委員賞には岩崎あかねさんと野田萌衣さん、優秀賞には林愛花さんと中村奈央さん、最優秀賞には成瀬彩乃さんが選ばれました。コンテストの最後には、最優秀賞に輝いた成瀬さんが、自身の作文を朗読。読み終わると会場からは盛大な拍手が贈られ、あたたかな雰囲気に包まれたまま、コンテストは大団円を迎えました。 本学では今回の韓国語作文コンテストのように、外国語学習において、「インプット」だけでなく、「アウトプット」の機会も数多く提供し、学生たちの外国語学習を多角的に支援しています。これからもたくさんの学修の機会を提供し、学生一人ひとりが自身の興味関心を際限なく伸ばしていけるよう、力強くサポートしていきます。

《最優秀賞》交流文化学部 交流文化学科 3年 成瀬彩乃さん

第6回 韓国語作文コンテスト

第6回 韓国語作文コンテスト

 韓国語との出会いは、中学3年生の時。友達の影響でK-POPのアイドルが好きになり、そこから韓国語に夢中になりました。SNS上で日本語を勉強している同世代の韓国人の方と友達になり、一緒に教え合いながら、互いの母国語を学んでいきました。高校3年生の時には、一人で韓国の友人宅へ。1週間の滞在を通じて、日本と韓国の文化の違いを目の当たりにして、もっと勉強したいという思いを強めていきました。高校卒業後は、韓国へ留学したいと考えていましたが、両親や高校の先生の勧めもあって、大学に進学することに。この地域で唯一、韓国語を本格的に学ぶことができる愛知淑徳大学の交流文化学部への入学を迷わず決めました。入学後は仲間の存在に刺激を受けながら、さらに勉強に打ち込んでいきました。韓国出身の先生方はとてもやさしく、韓国語作文コンテストへの挑戦を後押ししてくださったのも先生方です。普段の学修では、韓国語で長文を書くことは少なく、良い力試しのチャンスだと感じ、参加を決めました。韓国人の友達にもアドバイスをもらい、より自然な韓国語の作文をめざしました。今回の韓国語作文コンテストを通じて初めて知ることも多く、たくさんの学びを得ることができました。そして何より、最優秀賞という最高の結果につながり、とても嬉しく思っています。しかし、まだまだ通過点。韓国語のスピーチコンテストへの参加や、卒業後は韓国へワーキングホリデーにも行きたいです。韓国語への情熱は尽きることがありません。将来は、韓国で今までの経験を活かしながら働くことができたらと思っています。その夢に向って、愛知淑徳大学の充実した韓国語教育を活用しながら、努力をし続けます。