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2021年11月17日

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

2021年10月25日(月) 星が丘キャンパス55A教室

中国語を学ぶ学生たちが、朗読やスピーチを披露。
観客に訴えかける発表を通じて、自らの思いを伝えました。

 2021年10月25日(月)、愛知淑徳大学の星が丘キャンパスで、第15回 中国語スピーチコンテストが開催されました。このコンテストは、本学の交流文化学部 交流文化学科 ランゲージ専攻のチャイニーズ・エキスパートに所属している学生が中心となって参加し、自らの中国語のスキルを競い合う大会です。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催。学生はもちろん、指導にあたる教職員たちも心から待ち望んだ開催となりました。
 コンテストは朗読部門とスピーチ部門から成り、それぞれ5名の学生と7名の学生が参加。特別ゲストとして中国駐名古屋総領事館から、呉波 領事と宋静雯 領事をお招きし、華やかな雰囲気でコンテストは進行しました。

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

 朗読部門にエントリーした学生は、既定の文章を情感たっぷりに発表。可愛らしいジェスチャーも交えながら、観客を惹きつける朗読を披露しました。スピーチ部門にエントリーした学生は、自らの留学経験や中国語学習などについて発表。声の大きさを調整したり、スピードに緩急をつけたり、さまざまな工夫を凝らしながら、スピーチを通じて伝えたい思いを発信していきました。
 全員の発表終了後、審査を待つ間は「先輩による中国語学習の体験談」と題し、愛知淑徳大学で中国語を学んだ2名が登壇。自らの体験談を披露し、会場に集まった学生たちにエールを贈りました。

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

 厳正なる審査の結果、スピーチ部門では中国駐名古屋総領事賞に近藤里奈さん、最優秀賞に梅田さくらさん、優秀賞に宮里遥さん、杉浦葵さんが選出。朗読部門では最優秀賞に杉本龍星さん、優秀賞に中根万貴さん、西村凛さんが選出されました。選出された学生たちには、会場からあたたかい拍手が送られ、全員で受賞者の栄誉を称えました。
 終始、和やかな雰囲気で進んだ中国語スピーチコンテスト。出場した学生にとっても、発表を見守った学生にとっても、さらに中国語のスキルを向上させたいと、モチベーションを高める素晴らしいきっかけになったことでしょう。本学では、今回の中国語スピーチコンテストのように、学生たちの向学心を刺激する機会を数多く創造し、一人ひとりの力を豊かに伸ばせるよう、全力でサポートしていきます。

学生コメント

【総領事賞】

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

交流文化学部 交流文化学科 3年 近藤 里奈さん

 今回は、ゼミの担当教諭であるフォン先生の後押しを受けて、出場を決めました。スピーチのテーマは「オンライン留学」について。コロナ禍の今しか話せない内容ですし、留学に対して不安を抱いている仲間に「こんなやり方もある」と伝えられたらと思い、このテーマを選びました。スピーチは一般的な文章や話し方とは少し違い、「いかに伝えるか」が重視されます。そのため、最初はスピーチならではのリズムや抑揚に戸惑い、先生からも多くの「ダメ出し」がありました。けれど、それも先生の熱心な指導の裏返し。先生の期待に応えたいと毎日練習を重ね、最高の成果に繋げることができて、とても嬉しく思っています。自分が一生懸命取り組んできたオンライン留学について、自信を持って話す機会が得られたことは、本当にありがたい限り。この経験を活かし、今後もさらに上をめざして努力を続けていきたいです。

【最優秀賞】

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

交流文化学部 交流文化学科 3年 梅田さくらさん

 私は以前から「国籍に関係なく、人と人がつながり合えたらいいな」「色々なしがらみを飛び越えて仲良くなれたらいいな」と思っていました。そして、ある日、ニュースでフリーハグの活動を見たとき、自分の思いが具現化されたような感じがして「これだ!」と興奮しました。そして、この活動を広く知ってほしいという思いから、今回のスピーチコンテストでも、テーマとして取り上げることに。本番では来場者の目を見て、しっかりと訴えかけることを意識しました。スピーチコンテストに向けた練習では、先生方に発音を正され、自分でも発音が良くなったことを自覚できるほど、成長することが出来ました。今後はフリーハグの活動もおこなってみたいです。中国語のスキルの向上は、行動するときの勇気に変わると思います。自らの好奇心を行動に移せるよう、まずは日々の勉強を頑張ります。

【優秀賞】

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

交流文化学部 交流文化学科 3年 宮里 遥さん

 私は、国際交流・観光専攻に所属しており、中国語を専攻しているわけではありません。けれど、中国語も観光専攻の学修と同じぐらい力を入れて頑張ってきました。以前、学外の中国語スピーチコンテストに出場した時に、先生方が熱心に指導してくださり、その経験は自分自身の成長に繋がったので、今回も学内のスピーチコンテストに出場しようと考えました。私にとって中国語の独特な抑揚やリズムは、美しい音楽の様に感じます。今回、スピーチコンテストに参加することで、よりネイティブに近づけるよう練習できたことはとても大きな財産です。指導いただいた先生方にも、たくさん褒めていただいて、前向きに練習に取り組むことが出来ました。中国語を活かせる仕事に就き、卒業後も中国語を学び続けられたらと思います。

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第15回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

交流文化学部 交流文化学科 3年 杉浦 葵さん

 私はもともと、大学では英語を勉強しようと考えていました。中国語の授業を履修したのは、友人が履修していたから。授業で学ぶ楽しさに触れて履修を続けましたが、中国への短期留学で自分の未熟さを知り、「もっと話せるようになりたい!」と火がついて、今に至ります。このエピソードをそのまま、スピーチコンテストの題材にしました。普段の授業では間違えずに読むことが求められますが、スピーチコンテストでは観客を飽きさせないように感情を込めたり、ちょっとしたジェスチャーを取り入れたり、さまざまな工夫が求められます。それらをすべてやり切って、先生との練習の成果を発揮できたからこそ、素晴らしい賞をいただけたのだと思います。今後は、中国語語学テストの最高難度のHSK6級に挑戦します。今回のスピーチコンテストで手にした自信をさらに大きく膨らませて、中国語を強みに自分の進路を切り開いていきたいです。