追究

2022年02月22日

交流文化学部 林ゼミ 海洋プラスチックアクセサリーブランド「sobolon」の販売支援

交流文化学部 林ゼミ 海洋プラスチックアクセサリーブランド「sobolon」の販売支援

2021年11月28日(日)登窯広場展示工房館

海洋プラスティクを素材としたアクセサリーのPRを支援。
来場者に製作者の想いを伝えました。

 11月28日(日)、愛知県常滑市にある登窯広場展示工房館にて、交流文化学部の林ゼミ生7名がアクセサリーのPR展示をおこないました。アクセサリーは、岐阜県多治見市在住の女性4人が2019年に立ち上げたブランド「sobolon(ソボロン)」の製品。sobolonは「可愛いで地球を守る!」を合言葉に海洋プラスチックを素材とするイヤリングや指輪などを製作しており、百貨店やイベントなどに出店しています。林ゼミの卒業生が、その活動をサポートしている縁で、ゼミ生達もこのプロジェクトに加わりました。また、アクセサリーの素材である海洋プラスティクは常滑の海岸で収集されたもので、常滑にある登窯広場展示工房館とも関わりのある林先生が工房館のリニューアル内覧会イベントとsobolonをつなぎあわせ、会場にPRスペースを設置、学生達が来場者にsobolonの活動と製品を知ってもらおうと企画しました。

交流文学部 林ゼミ 海洋プラスチックアクセサリー「Sobolon」販売支援

交流文学部 林ゼミ 海洋プラスチックアクセサリー「Sobolon」販売支援

 海洋プラスチックは世界中の海に1億5000万トンもあり、さらに年間800万トンが新たに流入していると言われています。海洋プラスチックを活用したアクセサリーをつくることで、少しでも多くの人に環境について考えてもらいたい。sobolonにはそんな想いが込められており、国際環境NGO「グリーンピース・ジャパン」に売上の10%を寄付する活動もおこなっています。ゼミ生たちは、彼女らの想いを受け取り、来場者ひとり一人へアクセサリーに込めた想いを伝えていきます。環境問題を抜きにしても、sobolonのアクセサリーはどれもきれいでかわいらしく、手作りの温もりが感じられます。来場者も「この素材が海洋プラスチックだとは思えない!」と驚きを隠せない様子。いろいろなデザインのアクセサリーを興味深く見入っている様子が印象的でした。

交流文学部 林ゼミ 海洋プラスチックアクセサリー「Sobolon」販売支援

交流文学部 林ゼミ 海洋プラスチックアクセサリー「Sobolon」販売支援

交流文学部 林ゼミ 海洋プラスチックアクセサリー「Sobolon」販売支援

交流文学部 林ゼミ 海洋プラスチックアクセサリー「Sobolon」販売支援

 また、sobolon代表の山崎姫菜子さんとゼミ生たちが、アクセサリーの素材集めのために常滑市の多屋海岸でプラスチックのゴミ拾い活動をおこなっていることに、常滑市の伊藤辰矢市長が関心を寄せていただき、1月15日(土)に市長を表敬訪問することになりました。伊藤市長からは「素晴らしい取り組みですね。常滑の海岸は木曽三川から海流の関係で、豊富な栄養素が流れ着き、美味しい海苔が採れるのですが、一方で、ゴミも集まってくる問題もあります。その課題をこのような形で若い人たちが取り組んでくれることはうれしいです。常滑市内でのワークショップなども企画されているとのことで応援したいと思います」とのコメントをいただきました。

交流文学部 林ゼミ 海洋プラスチックアクセサリー「Sobolon」販売支援

■市長表敬訪問の様子■

交流文学部 林ゼミ 海洋プラスチックアクセサリー「Sobolon」販売支援

 今後、ゼミ生達は、sobolonと積極的にコラボレーションし、プラスチックのゴミ拾いを継続しながら、アクセサリーを製作するワークショップも企画しているとのこと。身近な製品や体験でさらに環境問題に意識を持って取り組んでいくことでしょう。

学生コメント

交流文学部 林ゼミ 海洋プラスチックアクセサリー「Sobolon」販売支援

交流文化学部3年
吉冨友里亜さん 望月ほのかさん

 ゼミ生でsobolonのワークショップに参加し、活動の意義などを理解しながら、この日に向けて販売のためのポップや資料作成などをおこないました。来場者の皆さんはアクセサリーを手に取り、じっくり観察するなど、興味を持っていただけました。この製品を購入することで「環境活動に参加しているんだ」という意識を抱いてもらえたらうれしいです。海岸でのゴミ拾いとアクセサリーづくりのワークショップをセットで実施できれば、環境への関心はもっと深まると思います。私たちもそのお手伝いをしたいですね。

 代表者の山崎さんは多治見を活動の拠点にし、海岸に漂着したプラスチックを回収。それらを素材としてハンドメイドのアクセサリーを製作しています。常滑の海岸にはプラごみがたくさん流れ着くということで、アクセサリーの材料となるプラごみ集めをおこなっています。