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2022年03月07日

創造表現学科 メディアプロデュース専攻 作品展示プロジェクト2021 僕らのセブンス・コード「TOY BOX」

創造表現学科 メディアプロデュース専攻 作品展示プロジェクト2021  僕らのセブンス・コード「TOY BOX」

2022年1月11日(火)より公開

 創造表現学部 メディアプロデュース専攻に所属する学生が合同で作品展示プロジェクト「僕らのセブンス・コード」を開催しました。4年生は卒業制作として、3年生は一年の成果発表として、テーマタイトルを決めて毎年おこなっています。
 今年のタイトルは「僕らのセブンス・コード」。“音楽を楽しむように、僕・私たちの7つ(セブンス)の展示(コード)を楽しんで欲しい”そんな想いを込めて、メディアプロデュース専攻での学びを表現しています。
 今回は、阿部ゼミ3年の学生が企画・運営したオンライン展覧会「TOY BOX」を紹介します。

阿部ゼミの3年生が、オンライン展覧会を企画・実施。
ゼミ生だけにとどまらず、多くの学生が作品を出展しました。

 創造表現学科 メディアプロデュース専攻では、毎年冬に、学生たちの学びの成果を発表する場として、「作品展示プロジェクト」を実施しています。2021年度は「僕らのセブンス・コード」というタイトルのもと、7団体が集結。それぞれが日ごろの創作活動の成果を存分に発揮し、自ら展覧会を企画・運営していきました。
 2022年1月11日(火)からは、阿部ゼミの3年生が企画・運営したオンライン展覧会「TOY BOX」が公開。22組27名の力作がウェブサイトを彩っています。
 阿部ゼミは、広く「デザイン」について学ぶゼミナール。デジタルイラストを得意とする学生や、ポスターデザインが得意な学生など、さまざまな興味を持つ学生たちが集まり、日々、理論と実践をつなげるために多くの創作活動を通じてスキルを磨いています。今回、3年生が企画したのは、自分たちの作品群と親和性が高いと感じた「オンライン展覧会」。コロナ禍とあって、いつでもどこでも、自分のペースで作品を鑑賞できるという自由度も、時世にあっていると判断して、オンライン展覧会を開催することに決めました。また、オンラインの特徴である「誰でも簡単に参加できる」という部分にも着目し、出展者をゼミ生だけにとどめず、他ゼミ・他学部・他大学など、すべての人を対象にしようと考えました。そして阿部ゼミ生の地道な呼びかけに、多くの学生が賛同。バラエティに富んだ作品が一堂に会する展覧会を創り上げることができました。それは、まさにタイトル通りのわくわくが詰まった“TOY BOX/おもちゃ箱”のよう。来年度の新入生にも自分たちのゼミ活動を知ってもらいたいという思いから、2022年度の前期まで公開予定なので、ぜひ一度、ホームページをのぞいてみてください。

創造表現学科 メディアプロデュース専攻 作品展示プロジェクト2021  僕らのセブンス・コード「TOY BOX」

創造表現学科 メディアプロデュース専攻 作品展示プロジェクト2021  僕らのセブンス・コード「TOY BOX」

■TOY BOX
https://media-produce.wixsite.com/toybox

 本専攻では、学生たちが作品を創作するだけでなく、その作品を広く社会に発信する力を養うため、今回の作品展示プロジェクトのように社会を意識した学びの機会を多く提供していきます。

学生コメント

創造表現学科 メディアプロデュース専攻 作品展示プロジェクト2021  僕らのセブンス・コード「TOY BOX」

創造表現学部メディアプロデュース専攻 3年
今井 遥さん

 今回のオンライン展覧会「TOY BOX」は、3年生にとってはじめての展覧会運営でした。ゼミ生以外の学生にも出展してもらおうと試みたことから、良いリレーションシップを築くのは、なかなか骨が折れる作業でした。準備が進むにつれて、当初のご案内から内容が大幅に変更することになったり、お願い事が増えてしまったり。もっと最初からゴールをしっかりと定めて、大枠を固めてから、具体的な準備を進めていかなくては周りの人たちを振り回してしまうのだなと、勉強になりました。「向かう方向性がはっきりしていないと、スムーズに準備が進まない」のは運営だけではなく、デザイン面においても同じ。たとえば、オンライン展覧会の各ページで使用するイラストを複数の学生準備したのですが、一人ひとりの認識の違いから、イラストのテイストが変わってしまったりしました。多くの場面で耳にする「コミュニケーションの重要性」ですが、今回のオンライン展覧会を企画・準備・運営してみて、身にしみて感じました。学びがあった分、後半はそれまで以上に意見交換を心掛けた結果、加速度的に一つのチームとしてまとまっていったように感じています。今回の経験と学びを、最終学年につなげて、さらなる成長をめざしていきたいです。