追究

2025年12月18日

建築学部* 松本ゼミ NAGOYA DESIGN WEEK 2025 箱文字制作

2025年10月8日(水)長久手キャンパス 8号棟4階

アイカ工業様とコラボレーションし
NAGOYA DESIGN WEEK 2025のロゴ箱文字を制作しました

 2025年10月23日〜11月3日、子どもから大人までデザイン文化を体験できるイベント「NAGOYA DESIGN WEEK 2025」が開催されました。建築学部 松本ゼミでは、このイベントのいくつかの取り組みに関わっており、その一つとして「アイコンとなる箱文字の制作」があります。これはアイカ工業株式会社様(以下、アイカ工業様)との共同制作で、「NAGOYA DESIGN WEEK 2025」のロゴを箱文字で再現し、イベント会場でオブジェとして展示されました。10月8日(水)、長久手キャンパスにておこなわれた箱文字制作の様子をレポートします。

 箱文字は、NAGOYA DESIGN WEEKの頭文字「NDW」を形どった木製の文字に、建築業界で使用される塗り壁材や化粧フィルムなどを施します。学生たちは事前に材料見本を見ながら、ロゴの雰囲気や色合いに合わせて、さまざまなテクスチャーを選定。制作当日には、アイカ工業様から技術チームの方々が来校し、塗り壁材「ジョリパッド」と粘着剤付化粧フィルム「オルティノ」の施工をおこないました。

 ジョリパッドの施工では、技術チームからレクチャーを受け、学生全員が施工を体験しました。学生たちは、技術チームのサポートを受けながら、直角の壁に均等にテクスチャーを塗り、その上から均等かつ平行に波線を引く作業の難しさを肌で感じていました。技術チームの方から「上手だね」「ぜひ当社で活躍してほしい」と声をかけられると、緊張していた学生たちの表情もやわらぎます。さらに、「今回はオブジェに塗るので塗り幅が短く、塗りやすかったのですが、実際は壁全面に塗ることがほとんど。広い面を均等に仕上げるのはとても大変です」と説明を受け、学生たちはプロの技術の奥深さを改めて実感していました。

 一方、金色の「オルティノ」の貼り付け作業では、技術チームの方が手際良くピッタリと貼り付ける様子に学生一同、感動の表情でした。
 仕上がった箱文字のオブジェはイベント期間中、会場となる松坂屋名古屋店やグローバルゲートで展示されました。

学生コメント

創造表現学部 建築インテリア専攻* 3年
内藤理彩さん、佐藤史織さん

 素材見本から使用するテクスチャーを決めることが難しかったです。見本は小さいため、実際にオブジェに使用したらどんな雰囲気になるのか想像できず、「本当にこれでいいのかな?」と迷いました。
 実際に施工してみると、塗り壁の凹凸による光の反射効果もあり、想像以上に綺麗な仕上がりになりました。
「NAGOYA DESIGN WEEK 2025」の会場を盛り上げ、より多くの方に見ていただけると嬉しいです。

*創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻は2025年4月より、建築学部になりました