追究

2022年03月29日

文学部教育学科 山本ゼミ(図画工作)卒業制作展

文学部教育学科 山本ゼミ(図画工作)卒業制作展

2022年2月19日(土)・20日(日) 長久手市 文化の家 1階展示室

学生一人ひとりの個性が光る卒業制作展。
4年間の学びの集大成となりました。

 教育学科の山本ゼミは図画工作を専門とし、子どもの造形表現における発達の特徴や小学校での指導のあり方について追究しています。指導教員の山本和久先生は小学校教員として26年間教鞭を執り、自身も洋画制作に取り組むなど、学校教育や芸術の専門性を学生たちに伝えています。ゼミ生は山本先生の親身な指導のもと、自分たちも“表現者”となって素描、油彩、水彩、陶芸、工芸などの作品制作に力を注ぎ、基礎技法や表現力、創造力などを磨いています。
 そうした学修・制作活動の集大成となるのが、4年次の「卒業研究」です。山本ゼミの学生たちは毎年、卒業制作として作品づくりに励みます。今年度は4年生10名が取り組み、2月19日(土)・20日(日)には長久手市文化の家で卒業制作展を開催しました。

文学部教育学科 山本ゼミ(図画工作)卒業制作展

文学部教育学科 山本ゼミ(図画工作)卒業制作展

文学部教育学科 山本ゼミ(図画工作)卒業制作展

文学部教育学科 山本ゼミ(図画工作)卒業制作展

文学部教育学科 山本ゼミ(図画工作)卒業制作展

文学部教育学科 山本ゼミ(図画工作)卒業制作展

 展示されたのは、風景画、抽象画、段ボールアート、消しゴムハンコなど約30作品。卒業制作の作品だけでなく、ゼミ生が1・2年次の授業で制作した作品も並びました。会場では手指消毒や換気の徹底、ソーシャルディスタンスの確保など、新型コロナウイルス感染症対策も万全に実施。大学関係者はもちろん、地域の方々も大勢訪れ、2日間で180名以上の来場者数となりました。子ども連れのファミリーからご高齢の方々まで、来場者の皆さんは個性豊かな作品をじっくりと鑑賞していました。

文学部教育学科 山本ゼミ(図画工作)卒業制作展

文学部教育学科 山本ゼミ(図画工作)卒業制作展

文学部教育学科 山本ゼミ(図画工作)卒業制作展

文学部教育学科 山本ゼミ(図画工作)卒業制作展

 山本ゼミの学生は「今回、多くの方々に私たちの作品を見ていただき、開催してよかったと心から思います。この2年、コロナ禍でゼミ活動も制限されることが多々あったため、最後にゼミのみんなと卒展を開催できてとても嬉しい」「山本先生から学んださまざまな表現技法を活かして卒業制作に打ち込み、ゼミ生それぞれの個性が表れた展示会を開くことができました。卒業後、小学校教員として働く上で、ゼミでの学びを役立てていきたい」といった喜びや今後への抱負を語りました。
 学生たちを優しく見守っていた山本先生は「図画工作は、他の教科と違って子どもの数だけ正解があります。ですから、教職をめざす学生たちには自分自身が造形表現の楽しさや難しさを体感し、子どもたちの指導につなげてほしいと期待しています」と学生たちへエールを送りました。
 個々で取り組んだ卒業制作や仲間とともにつくり上げた卒業制作展を通して、4年間の学びの総仕上げをおこない、さらなる成長を遂げた山本ゼミの学生たち。卒業後、小学校教員をはじめとするそれぞれの道へと力強く歩みを進めていきます。