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2022年11月14日

愛知淑徳大学メディア交流団体・しゅくとこまねっ子「ねんどでアニメワークショップ」

愛知淑徳大学メディア交流団体・しゅくとこまねっ子「ねんどでアニメワークショップ」

2022年8月7日(日)愛知県常滑市 土管坂休憩所

常滑で子ども向けのコマ撮りワークショップを開催。
メディアを通して子ども達とコミュニケーションを図りました。

 2022年7月30日~10月10日まで「国際芸術祭あいち2022」がおこなわれました。これは愛知県政150周年記念事業の一環として開催された国内最大規模の国際芸術祭。会場の一つとなっている常滑市では、とこなめ観光協会常滑支部と本学の創造表現学部1年生から文化創造研究科の大学院生までの有志で運営する愛知淑徳大学メディア交流団体・しゅくとこまねっ子が協力し、関連企画として8月6日(土)7日(日)に常滑市のやきもの散歩道 土管坂休憩所で「ねんどでアニメワークショップ」を開催しました。このイベントは、紙粘土でオリジナルのまねきねこを作成し、その写真を複数枚撮影してアニメにする子ども向けのコマ撮りワークショップです。

愛知淑徳大学メディア交流団体・しゅくとこまねっ子「ねんどでアニメワークショップ」

愛知淑徳大学メディア交流団体・しゅくとこまねっ子「ねんどでアニメワークショップ」

愛知淑徳大学メディア交流団体・しゅくとこまねっ子「ねんどでアニメワークショップ」

愛知淑徳大学メディア交流団体・しゅくとこまねっ子「ねんどでアニメワークショップ」

 まずは、紙粘土でまねきねこを作る工程からスタート。子どもたちは好きな色の紙粘土を選び、学生たちの説明を聞きながら作っていきます。頭・胴・手足に分けてパーツを作成し、それぞれのパーツをマッチ棒で接続。学生たちは子どもたちに対し、積極的に明るく声掛けをしました。子どもたちの中には、自ら工夫して招き猫に小判を持たせる子もいました。

愛知淑徳大学メディア交流団体・しゅくとこまねっ子「ねんどでアニメワークショップ」

愛知淑徳大学メディア交流団体・しゅくとこまねっ子「ねんどでアニメワークショップ」

 まねきねこの制作が終わったら、次は撮影へと進みます。土管坂の写真を背景に、まねきねこの向きや位置を変えながら一人16枚の写真を撮影。学生たちが用意した紙粘土の魚も使いながら、まねきねこが魚を追いかける様子や、魚と遊ぶ様子など、子どもたちは好きなように各々のストーリーを作ります。学生たちは撮影と同時並行で、撮影した写真をつなげて一つの作品に仕上げるために動画の編集も行います。

愛知淑徳大学メディア交流団体・しゅくとこまねっ子「ねんどでアニメワークショップ」

愛知淑徳大学メディア交流団体・しゅくとこまねっ子「ねんどでアニメワークショップ」

 最後はみんなで上映会です。コマ撮りをつなげたアニメをスクリーンに映し出し、子どもたちの作品を鑑賞します。自分の作品が映し出されるとニコニコと嬉しそうにする子どもたち。食い入るようにスクリーンを見つめていました。子どもたちはもちろん、後ろで見ていた保護者の方も「楽しかったです!」と学生たちに告げ、会場を後にしました。
 今後も学生たちは、地域との交流を図りながら実践的な力を身につけ、社会に貢献できる人材へと成長していきます。

学生コメント

愛知淑徳大学メディア交流団体・しゅくとこまねっ子「ねんどでアニメワークショップ」

文化創造研究科 メディアプロデュース専修 2年 木谷衣利さん
創造表現学部 メディアプロデュース専攻 4年 桝田美優里さん

 今回、とこなめ観光協会常滑支部の方より「子どもたちをターゲットにしたイベントを開催したい」と依頼をいただき、本イベントが実現しました。コミュニケーションをテーマとし、現代の小学生が持つ炎上や批判などのSNSやメディアに対するネガティブな印象を取り除き、メディアを通した緩やかなコミュニケーションを実感してもらうために、今回のワークショップを考案しました。子どもたちの作業に対する積極的な姿勢がとても印象的で、今後も子どもの積極性を引き出すようなイベントを作り上げられたらと思います。また、保護者の方から「自由な制作を促してくれたおかげで、子どもたちの個性あふれる作品に仕上がってよかったです」というお声もいただきました。これからも、メディアを通してコミュニケーションを取る楽しさを、多くの人に実感してもらえるような企画を考えていきます。