2023年12月19日（火）長久手キャンパス 新1号棟多目的ホール

表現を学ぶ3つのゼミが合同で展示会を開催。
多彩なテーマ・メディアを取り扱った作品が展示され、それぞれ個性を放ちました。

　創造表現学部 メディアプロデュース専攻では、授業やゼミ活動を通じて多様化の進む各メディアの特性について学び、社会に適切な情報発信ができる人材育成に努めています。2023年12月19日・20日・22日には、本専攻の阿部ゼミ4年、宮田ゼミ4年、石丸ゼミ3年による合同展示会「mmm」が開催。展示される作品はもちろん、会場のレイアウトデザインや設営、受付、広報なども全て3つのゼミの学生が協力して担当し、3つのゼミの作品がそれぞれ個性を放ちながら並ぶ、ユニークな展示会となりました。
　今回は2023年12月19日（火）に実施された阿部ゼミの展示発表について紹介します。

　グラフィックや編集、映像、漫画表現などの領域を中心に学ぶ阿部ゼミでは、4年生が卒業制作の作品を展示。ポイ捨ての啓発動画や本専攻に関する独創的な情報誌、無機物が生物のように動く手描きアニメーションなど、それぞれが自分の興味を向けているテーマを設定し、得意なメディアを活用して作品をつくり上げています。現代社会が抱える大きな課題や、自分や身近な人がひそかに感じていた潜在的な悩みなど、取り扱うテーマはさまざまですが、どの作品もターゲットや目的が明確に伝わるものに仕上がっていました。

　発表では、学生たちが自分の作品の内容とともにテーマやポイントについて解説。発表後は、学生や阿部先生から作品についてコメントをもらいました。特に阿部先生からは別角度からのアプローチや改善点をはじめとした鋭い指摘をいただきましたが、学生たちはそれらの意見を真摯に受け止め、自分の作品の質をさらに高めていくための糧としたようです。

　卒業制作だけでなく、作品の展示についても考えを巡らせた今回の展示会。他の人に見てもらい、その場で意見をもらえたことで、学生たちに新しい視点をもたらしたはずです。そして、次は先輩の作品展示に刺激を受けた3年生たちが、卒業制作に取り組んでいきます。