追究

2024年02月29日

創造表現学部 メディアプロデュース専攻 村上ゼミ 卒業プロジェクト展「バイタイについて考える展」

2024年1月19日(土)長者町コットンビルディング

さまざまなメディア媒体で制作した
卒業作品展が開催されました。

 創造表現学部 メディアプロデュース専攻 村上ゼミは、メディアを通じた表現活動に取り組んでいます。2024年1月18日(木)~19日(土)長者町コットンビルディングにて6名の学生による卒業プロジェクト展「バイタイについて考える展」が開催されました。

 この作品展はARを始め、グラフィック、デジタルホスピタルアート、キャラクターデザイン、映像など、多様なメディア媒体を通して、学生それぞれが設定したテーマを表現しています。いろいろなメディア媒体に触れる展示会であることから、「バイタイについて考える展」と名付けられました。
 各月のアクセントに着目し、音の変化を視覚化させたグラフィック作品『ǽksent』や、猫の二面性と癒しを体験できるメディアアート『ネコ・カブリ』、映像・ごみ・紙媒体で海洋プラスチック問題に焦点を当てた『Colorful Sea』といった作品が並びます。その他に、1日の変化を楽しめる映像作品『デジタルホスピタルアート』、VRアニメーション『缶』、ARを用いた体験型広告『suichu』といった作品も。さまざまなコンセプトの作品が並び、来場者は学生の作品を体験したり、眺めたりと思い思いに楽しんでいるようでした。

 1年間かけて学生たちが取り組んだ作品展は、来場者にメディアについて考えるきっかけを与えたのではないでしょうか。本学はこれからも学生たちの主体的な学びをサポートし続けていきます。

学生コメント

創造表現学部メディアプロデュース専攻 4年
瀧口茜さん
創造表現学部メディアプロデュース専攻 4年
加藤真子さん

 イベント企画やVRを使った表現に挑戦したい気持ちから、村上ゼミに入りました。3年生の時には、ゼミで一つのイベントを企画・運営しましたが、今回はゼミ生それぞれが個人で卒業制作に取り組んでいます。私たちは、ARを使った体験型広告とVRアニメーションを作りました。制作に行き詰ったときには、先生や他のゼミ生にアドバイスを貰い、完成させることができました。
 『suichu』を体験した方に「今まで手に取らなかった口紅の色だけど、今度店頭で試してみようかな」と感想をいただき、手がけた作品が広告としての機能を果たせたと感じられて嬉しかったです。
 VRアニメーション『缶』は初日を迎えてから、音楽に合わせて動くキャラクターの大きさを変え、より迫力が出るように修正をおこないました。実際に展示をして、お客様から意見をいただいて改善することができ、より納得のいく作品になったと思います。
 村上ゼミの学生はそれぞれ興味が異なり、作りたいものが違う。そのおかげで、自分にはない視点に気が付くことができ、創作活動に生かすことができました。メディア表現に関わる知識をはじめ、制作、企画など、村上ゼミで得た経験を社会人になってからも発揮したいと思います。