追究

2024年11月08日

教育学科 講演会 ドローン体験(プログラミング教育)

2024年10月3日(木)長久手キャンパス 体育館

外部講師をお招きし、プログラミング、ドローンの操作を体験。
「夢中」がより深い学びにつながることを体感しました。

 本学の教育学科は、学ぶ楽しさ、知るよろこび、子どもが感じる「おもしろい!」を引き出せる人間性豊かな教員の養成をめざしています。教員としての指導力や実践力を養うために、実践の場での学びを大事にしており、多彩な体験学習を実施しています。その一環として、2024年10月3(木)シンポー情報システム株式会社の方々を講師としてお招きし、3年生を対象にICT教育についての講演会がおこなわれました。

 シンポー情報システム株式会社様は横浜市立の小学校にてICT教育のサポートをしており、はじめに渥美様より教育現場におけるICTの活用事例についてご紹介いただきました。横浜市では、GIGAスクール構想をもとにiPadなどの情報機器の整備から、無線ネットワークによる環境整備、Googleのアカウント配布、システム制限などのルール作りまで整備が完了。「今は、児童生徒一人一人に最適な教育提供に向けて、授業の運営を模索しています」と渥美様は話されました。学習方法と平均学習定着率の関係を表す「ラーニングピラミッド」を例にあげながら、「学習は『体験』と『共感』によって最も効率よく学べます」と話し、プログラミング体験授業では「アプリの理解」「プログラム作成」「実行」「振り返り」の順に展開していると教えていただきました。

 その後は、実際にドローンの操作を体験。提示された課題は、バドミントンのコートを三角形のルートで飛ばし、スタートの場所にゴールさせるというもので、計算が正しいかをドローンを使って確認します。学生たちは、飛行ルートをプログラムで組み立ててドローンを飛ばすものの、ゴールにたどり着かず、苦戦している様子でした。しかし、何度か挑戦すると、スタート地点に戻ってくることができ、空中で一回転など技を決めたりとさらに複雑な操作をして、難しい計算も楽しみに発展していくことを体験をしているようでした。

 石田様は「ICT教育はいろいろなツールがあり、どのように情報を得て活用できるかが鍵です」と話し、「学生のみなさんがドローンに夢中になったように、夢中になった体験はより深い学びにつながります。今日の体験を、教員になったときの指導に活かしてもらえたらうれしいです」と学生たちに語りかけました。

 「体験」と「共感」がより深い学びにつながることを実感できた今回の講演会。得られた気づきや学びは、これからの指導に活かされることでしょう。本学科は、今後も学生たちに実践の場を設け、教員としての指導力育成をサポートしていきます。