追究

2025年01月30日

2024年度冬季海外危機管理セミナー

2024年12月6日(金) 星が丘キャンパス 55A教室

海外危機管理のプロから具体的な事例を通して、
海外留学でのリスクを学びました。

 本学では交換留学制度をはじめ、短期研修、単位修得留学などさまざまな留学制度を設けています。学生にとって留学は自身の成長を促す貴重な経験ですが、初めて海外生活を経験する学生には不安も大きいはずです。そこでその不安を少しでも払拭できるよう国際交流センターは夏と冬に海外へ渡航する学生に向けた「海外危機管理セミナー」を実施しています。
 今回は12月6日(金)に星が丘キャンパスの55A教室で開催。危機管理サポートのプロである日本アイラック株式会社の山下寿人氏にリモートで海外生活における危機管理のポイントについてご講演いただきました。

 講演の前に国際交流センターのセンター長・樗木先生から「山下氏からのアドバイスを一言も聞き漏らさないようにしっかりとメモを取ってください。きっとオリエンテーションを受ける前と後では危機管理の意識が変わるはずです。」と挨拶があり、その後、山下氏の講演に移りました。

 初めに基本的な健康管理として、飲料水に関する注意事項や紫外線対策、メンタルヘルスなどについてお話されました。次に性犯罪、セクハラ被害、ドラッグなどにも注意を促し、日本とは環境がまったく違うことを強調し、「うまい話には裏があると思い、軽い気持ちで人を信用してはいけません」と自分の身は自分で守ることの大切さを説きました。また、不安定な国際情勢にも触れ、常に情報を得られるよう心掛けておくことが大切だと語られました。地域によって頻発するトラブルの事例は異なり、日本にいるとき以上に気を配る必要があるとお話しされました。さらにトラブルから身を守るための予防方法などにも触れ、情報満載のセミナーとなりました。

 海外生活は異文化に触れることができる貴重な経験であると同時に、日本とは異なる危険も数多くあります。学生たちは今回教わった内容をしっかりと理解して危機管理に努め、安全で有意義な留学生活を送ってくれることでしょう。