追究

2025年04月04日

創造表現学部 メディアプロデュース専攻 石丸ゼミ「ちいきづくりthe Movie」制作

2025年2月9日 中部国際空港

地域で活躍する人を取材撮影して長久手市の魅力を発信!
映像制作で長久手市の地域づくりに貢献しました。

 愛知淑徳大学の創造表現学科メディアプロデュース専攻の石丸ゼミでは、地域の課題に着目し、それらを解決するための地域デザインやメディア表現を専門的に学んでいます。その上で地域課題解決のために映像やパンフレットなどを制作し、実践的な学びの中からメディアやデザインの力を育みます。
 今年度は石丸ゼミの活動として、長久手市の「令和6年度協働まちづくり補助金」の採択を受け、長久手市民の活動を伝える「ちいきづくりthe Movie」に取り組みました。
 「令和6年度協働まちづくり補助金」の応募にあたり、企画づくりがスタートしたのは5月頃。「地域のつながりをつくる」という「協働まちづくり補助金」の目的をコンセプトに企画を立案し、6月に行われたコンペティションでのプレゼンテーションまですべて学生主体で進めてきました。そして、7月には見事に採択の連絡を受け、本格的な撮影がスタートしました。
 若い世代に長久手市に親近感を持ってもらおうと、映像ストーリーは1人の女子大生が主役。自分の将来に迷いをもつ主人公が夢の中で「長久手市で活動している人たちにインタビューしてきなさい」というミッションを与えられます。主人公はミッションを達成するために長久手市の市民活動を追い、さまざまな人たちの話を聞くことで街の魅力に気づいていくという話です。

 インタビュー先としては、ランチ作りを通じて子育てママを応援する中島様や学童保育所やフリースクールを開校する松田様、高齢者向けの体操教室を運営する水野様など長久手市に住むさまざまな世代に関わる人たちをピックアップしたほか、パイロットでありながら長久手市の農業を推進する青山様、消防士からいちご農家に転身した柴田様など異色のキャリアを持つ人たちなどバラエティ豊か。また長久手市郷土史研究会の方や長久手市市制10周年にスカイランタン打ち上げイベントを企画して街の活性化に関わる名古屋学芸大学の秋山助手などにも出演依頼し、さまざまな角度から街の魅力にアプローチしました。
 撮影時には活動内容や活動に込めた思いなどをインタビューし、学生自身も映像制作を通じて、長久手市の魅力や自身のキャリアについて深く考える機会になりました。

 こうして5月の企画立案からシナリオ制作、出演交渉、撮影まで、1年を通じて取り組んだ映像制作は、2025年2月9日、中部国際空港でのパイロットである青山様の撮影を終えてクランクアップ。3月22日の報告会と交流会が無事終了し、審査員や参加者の方々からお褒めの言葉をたくさんいただきました。今後、長久手市の各拠点にて長久手市のさまざまな活動がPRされる予定です。

<撮影に協力いただいた方々>
学童保育所きりんのおうち 代表 松田様
いちご農園スマイルベリーズ 代表 柴田様
長久手市郷土史研究会様
名古屋学芸大学 秋山助手
現役パイロット兼せんごくファーム 代表 青山様
高齢者向け市民体操教室 主宰 水野様
子育てママのサポート タッチケアMOON主宰 中島様

学生コメント

創造表現学部メディアプロデュース専攻3年
野呂明里さん

 私は主にシナリオを担当しましたが、自己満足にならないよう、出演者が伝えたいことが伝わるように工夫しました。また撮影では出演者とのスケジュール調整などに苦労しました。映像を作るためにはこうした裏方の作業が重要で、たくさんの人に支えられていることを実感できたのは大きな学びです。私自身、県外出身者ですので、ゼミ活動を通じて長久手市の魅力に触れたことも楽しかったです。