追究

2025年12月08日

ビジネス学部 大塚ゼミ×あんかけスパゲッティヨコイ コラボメニューキッチンカー販売

2025年10月13日(月・祝) 鈴豊精銅株式会社

あんかけスパゲッティ・ハウス ヨコイとのコラボメニューを開発。
キッチンカーでの販売を通して、あんかけスパゲッティの新たな可能性を多くのお客様に提案しました。

 本学のビジネス学部の大塚ゼミは、マーケティングを専門に学ぶゼミナールです。学部での学びを社会で活用できるスキルやノウハウへと昇華させるために、大塚ゼミでは実践的な内容を中心に活動しています。その活動の一つが、企業とコラボレーションする産学連携プロジェクト。2025年度は「スパゲッティ・ハウス ヨコイ(以下、ヨコイ)」様とコラボレーション。「名物のあんかけスパゲッティを次世代に広める」という課題解決に向け、約半年かけて企業とコミュニケーションをとり、企画を練り上げてきました。

 2025年2月に始まったこのプロジェクトでは、8月17日(日)と8月24日(日)に第1弾企画「親子調理体験イベント」をスパゲッティハウス・ヨコイ錦店で開催しました。続く第2弾は10月13日(月・祝)、鈴豊精鋼株式会社で行われた社内懇親会イベントにヨコイのキッチンカーが出店し、大塚ゼミとのコラボメニューを販売しました。イベントには鈴豊精鋼株式会社の社員の皆さまやご家族など約300名が参加。あんかけスパゲッティを多くの方に振る舞う機会をヨコイ様からご提案いただき、今回のコラボが実現しました。

■第1弾企画「親子調理体験イベント」はこちら>

 販売したのは、「ヨコウィン」と名付けた改良版あんかけスパゲッティと、ヨコイ仕様に仕上げたカラメルプリンです。
 「ヨコウィン」は、カボチャサラダとチーズ、さらにグリルしたかぼちゃをトッピングし、あんかけスパゲッティにハロウィンの要素を掛け合わせた一品。かぼちゃの甘みとあんかけスパゲッティ特有の辛みが調和するよう、何度も試作を重ねて完成させた自信作です。今回のキッチンカーイベントは、前回の親子調理体験とは異なり、大人の来場者が多かったため、大人も満足できる味付けにこだわりました。
 プリンは、あんかけスパゲッティの「あん」をイメージし、とろみの強いカラメルを開発。提供直前にカラメルソースをたっぷりかけることで、濃厚な味わいを楽しんでいただけるよう工夫しました。

 当日は、盛り付け班と呼び込み班に分担し、行列ができる時間もありましたが、前日の仕込みで盛り付けの練習をしていたおかげで、スムーズに提供できました。呼び込み班はハロウィンを意識したアクセサリーを身につけ、笑顔で声をかけながらお客様の目を引いていました。声をかけたお客様が実際に列に並ぶ様子も見られ、気づけば長い行列に。「ヨコウィン」やプリンを召し上がったお客様からは、「おいしかったよ」という声もいただきました。
 今回の取り組みを通じて、学生たちは商品開発から販売までの一連の流れを経験し、アイデアを社会で形にする力や、顧客視点で考える力を身につけることができたでしょう。次回はいよいよ最後の企画実践。どのような企画になるのか、引き続き注目していきます。

学生コメント

グループリーダー
ビジネス学部2年 加藤玲奈さん(中央)
 商品の開発にあたっては、販売時期がハロウィンと重なっていたこともあり、学生ならではの発想を活かし、ヨコイ様では思いつかないようなアイデアでコラボメニューを考案しました。しかし、前日の仕込み段階で提供できなくなったメニューもあり、その経験から、先を見越した準備の重要性を痛感し、大きな学びとなりました。

ゼミ長
ビジネス学部2年 新沼桃佳さん(右)
 前回の調理体験企画では、時間的コストがかかっていたにもかかわらず、ヨコイ様の収益につながらなかった点に反省を感じていました。今回は、私たちのコラボメニューによって収益に貢献できたため、前回の反省を活かせたのではないかと思います。また、実際にお客様が購入される姿を目にしたことで、私たちがあんかけスパゲッティの価値を提供できているように感じ、ありがたさややりがいを強く感じました。

スパゲッティ・ハウス ヨコイ
代表取締役 横井様 コメント

 今回のキッチンカーイベントは、学生の皆さんが懸命に考えたアイデアを実現する機会を提供したいという目的で、お声がけさせていただきました。仕込みからお客様に提供するまでの一連の流れを学生自身が経験し、そのうえで生のお客様の反応を直接見せられたことは、非常に有意義だったと考えています。