追究

2026年01月29日

建築学部*「NAGOYA DESIGN WEEK 2025」ポスター展 会場デザイン

2025年11月1日(土) H GARAGE

来年のNAGOYA DESIGN WEEK開催に向けて
ポスターのコンペが行われ、
その展示会場を学生がデザインしました。

 2025年10月23日(木)〜11月4日(火)にかけて、「NAGOYA DESIGN WEEK 2025」が開催されました。NAGOYA DESIGN WEEKはデザインやアートに関わる人やショップが集まって日常にあるアートやデザイン、伝統工芸に触れる機会を創出する名古屋市の〝デザイン文化祭〟のようなイベントです。
 名古屋駅や栄を中心に各地でアートに関わるさまざまなイベントが開催され、15年ぶりに開催されることもあり、産官学が連携した注目のイベントとなりました。
 その中で、来年のイベントの顔となるメインビジュアルを選ぶ「ポスター展」が開催され、その重要な会場デザインを愛知淑徳大学の学生が任されました。

 会場デザインを手掛けたのは、創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻*に所属する西部圭吾さんと杉山凌健さんの4年生コンビ。間宮先生の勧めからNAGOYA DESIGN WEEKの実行委員として活動を始めました。プロの建築家やデザイナーが多数集まる中で会場デザインを任されたことは、彼らにとって大きな挑戦となりました。
 主にデザインを担当した西部さんは、工夫した点について 「ポスターを主役にするために、会場の奥行きを考慮して、空間を最大限に活用しました。ポスターとポスターの間に『ヌケ感』を効果的に演出し、会場の前を通る人も思わず足を止めてくれるような工夫を凝らしました。」と語ってくれました。

 デザインは平面図から始め、1/20の模型を作って実際のイメージを具現化。さらに、展示フレームの施工から設置まで、すべての工程を学生自身が担当したことで、空間づくりの貴重な経験を積みました。
 特に注目すべきは、会場に設置されたフレームです。会場のメインカラーとなったオレンジが施されており、その製作には細部にまでこだわりが詰まっています。木枠から製作し、面には下地材を施した後に蛍光カラースプレーで4度塗りして発色を追求。さらに、フレームの小口面(切り口)はサインテープで仕上げるという徹底ぶりです。
 西部さんはこの細かな作業について、「小口面は切り出しのザラザラ感が残ってしまい、塗装の発色がよくない。間宮先生からも『施工は細部にこだわった方がいい』とアドバイスされ、サインテープで施工しました。非常に細かい作業で苦労しましたが、キリッと引き締まり満足しています。」と、プロの仕事に不可欠なこだわりと、そこから得られた達成感を話してくれました。

 愛知淑徳大学の建築学部*では、このように地域社会やプロの現場と連携し、学生たちが自らの専門知識を試す貴重な機会が豊富に用意されています。今回の「NAGOYA DESIGN WEEK2025」への参加は、学生たちにとって、理論と実践を結びつけ、デザインを現実の空間として実現する大きな自信と学びとなりました。

学生コメント

創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻*4年
西部圭吾さん

 実行委員として毎週会議に参加しました。さまざまな意見が飛び交い、時には方向性が変化していくこともありましたが、デザインやアートの世界で活躍する方々とご一緒できたことは貴重な経験です。スタディ案では布を使ったデザインなども検討しましたが、模型にしてみると、実際には施工が難しいことがわかり、アイディアを形にすることの難しさを実感できたことも良い経験になりました。

創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻*4年
杉山凌健さん

 デザインは主に西部くんが担当したので、私は彼の聞き役という立場で関わりました。さまざまな方々から意見をいただく中で、時には『意見をどうやってデザインに反映したらいいか』と迷う時もあったと思います。そんな時に彼の考えを聞くことで、アイディアを整理できたようでした。また一緒に施工や設置を行ったことも良い思い出です。

*創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻は2025年4月より、建築学部になりました。