追究

2012年12月11日

名古屋都市センター 建築系愛知8大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~

名古屋都市センター 建築系愛知8大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~

学生たちが学外の企画展に出展し、成長につながる学びや刺激を得ていました。

メディアプロデュース学部 メディアプロデュース学科 都市環境デザインコースでは、都市や建築、インテリアについて社会的、芸術的、工学的な視点で捉え、理論と実践を両立させて学びを深めます。学生たちが設計した作品を発表する場や、学外のコンペティションなどに参加するチャンスも数多く用意しています。そのひとつが、毎年学生の作品を出展している「名古屋都市センター 建築系愛知8大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~」。今年度は「空間設計Ⅰ・Ⅱ」を受講した2年生4名が出展し、12月21日(金)に開催された講評会ではプレゼンテーションもおこないました。

 この企画展に並んだ作品は、各大学の2、3年生がそれぞれの実習課題のもとで制作したもの。講評会では学生たちが作品のコンセプトや特徴などを説明し、将来の名古屋のまちづくりに対するアイデアを提案しました。設計を学び始めて間もない都市環境デザインコースの2年生たちは、思いをこめた自分たちのプランをしっかりと発表し、他大学の設計やプレゼンテーションからは気づきや学びを得ていました。
講評会の最後には、各大学の先生方からコメントが寄せられ、都市環境デザインコースの清水裕二先生と道尾淳子先生も笑顔で語りました。清水先生は「この企画展は他大学の先生方や学生と意見を交わすことのできる貴重なイベントです。ぜひこの機会を活用して人脈を広げ、建築に対する考えの幅も広げてください」、道尾先生は「新たな空間を自ら設計することの楽しさを作品にも表現しながら、"創作"にチャレンジし続けましょう」と、メッセージを送りました。今回の企画展への参加は学生たちにとって、広い社会を見据えて新しい設計に挑んでいく、刺激やパワーを手にした経験となったことでしょう。

出展作品 概要

堀川沿いのライブラリー「BAMBOOライブラリー」

 「時が川が流れる、らいぶらり」をコンセプトに、図書スペースとカフェが一体となった公共施設を提案。堀川が一望できるよう窓を大きく設け、和テイストの癒し空間をつくり上げました。

趣味室のある住宅の設計「Alive House」

 親子二世帯のつながり、住まいと地域のつながりを大切にした「生きている住宅」を創出。家族が交流できる場所として趣味室を活用し、お互いの存在を感じ合えるあたたかな家を提案しました。

出品した学生たちのコメント

設計の経験を積み重ね、コンペティションにも挑戦し続けたい。

メディアプロデュース学部 メディアプロデュース学科 都市環境デザインコース

 2年次という早い段階で参加することができた今回の企画展は、私たちにとって学びへの意欲をさらに高める貴重な機会となりました。他大学の先輩方のプレゼンテーションを聞き、思いを的確に伝える発表の仕方や効果的な資料づくりなど、多くのことを学び、新たな知識として吸収できたと感じています。今後、設計に関する授業を通じてスキルを磨き、学外のコンペティションや企画展などにも挑戦して、向上し続けたいと考えています。