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2015年06月16日

2014年度 大正製薬「リポビタンD」CM企画・提案講義

2014年度始動 大正製薬「リポビタンD」CM企画・提案講義

平成26年12月18日(木) 長久手キャンパス 1033教室

実社会の制作現場を想定し、企業の方々と共に「CM企画」に挑戦。

 今年で3回目を迎えた、「リポビタンD」のCM企画・提案講義。大正製薬株式会社と株式会社電通の共同企画であり、12月18日(木)、コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)を介して集まった約30人の学生がCM企画の立案を体験しました。この日は、5、6人の班に分かれてCMのアイデアを出し合い、大正製薬や電通の担当者に対してプレゼンテーション。東海テレビ放送株式会社の取材クルーが撮影する中、CM企画に挑みました。
 大正製薬の担当者が学生たちに伝えたのは、「若年層に広く共感できるCMを制作してほしい」という要望。学生は自分たちもマーケティング上のターゲット層となることから、自分がリポビタンDを飲むシーンをイメージしながら、グループごとにCMのコンセプトを固めました。その上で、キャッチコピーやストーリー構成などをブレーンストーミング。細かい部分まで話し合いを重ね、完成度の高いCM案を完成させました。そして、アイデアを絵コンテにまとめ、プレゼンテーション。「私たちが伝えたい思いを短時間で明確に捉え、CM案として表現していただけました。どれもすばらしい内容で、正直驚いています」と大正製薬の方から高い評価をいただきました。
 最終的に採用となったのは、高校の野球部を舞台にしたコミカルな作品でした。今後、メディアプロデュース学部の小田茂一先生にもご協力いただきながら日々の学びを活かして、実制作に向けてさらにチカラを発揮していくでしょう。

当日の流れ

1.オリエンテーション

 広告主が商品説明やCM制作に対する要望を制作者に伝えるオリエンテーションを実施。近年登場している低カロリーのものや、寝る前に飲むタイプの商品などを題材に、今後強化していきたいターゲット層や歴代のTVCMのコンセプトなどを聞き、学生たちは大塚製薬のCM制作に対する要望を汲み取っていました。

2.広告代理店のレクチャー

 TVCMのターゲットは誰に設定するのか、商品やサービスのどのような特徴をとらえて伝えるのか、CMが出来上がるまでの流れに沿って、一つひとつ丁寧に説明を受けました。実際に放映されているCMを制作する側の視点で見る機会にもなりました。

3.ブレーンストーミング

 CMで何を伝えたいか、まずはコンセプトを決めることからスタート。「人と人をつなぐのがリポビタンDだと伝えよう」「今のTVCMの大変な壁を乗り越えるイメージから、就職活動を題材にしてみてはどうだろう」など、さまざまな意見が飛び交いました。

4.プレゼンテーション

 自分たちが設定したターゲットやリポビタンDのどのような特徴を伝えようと考えたのかを説明した後、モニターに絵コンテを映し出し、企画案を発表。CMに対する企画者の思いと、自分たちのアイデアを積極的に伝えました。

優勝チームのコメント

 CM制作に関わるプロの方に、自分たちのCM案を認めてもらいたいという一心で、企画づくりに没頭しました。男子特有の「女子マネージャーへの憧れ」を存分に盛り込んだことで、みなさんに共感してもらえる作品になり、高い評価をいただけたのだと思います。特に登場人物の女子マネージャーを、実在するタレントさんを想定してストーリーを考えたことで、メンバー全員が作品に対するイメージを細部まで具体的に共有することができ、アイデアが次々と生まれることにつながりました。実社会の制作現場に近い状況で企画を考え、採用していただいたことは大きな自信になりました。これから実制作が始まりますが、「企画負け」しないように気合いを入れて、コミカルで楽しいCMをつくりたいと思います。

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