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瀬戸市教育委員会教育長・大澤義洋さん 他

2012年3月26日

瀬戸市教育委員会と愛知淑徳大学との連携に関する協定書調印式を開催

 平成24年3月26日に長久手キャンパスにて、学校教育活動等支援ボランティアに関する瀬戸市教育委員会と愛知淑徳大学との連携協定を結ぶ調印式がおこなわれ、瀬戸市教育委員会教育長の大澤義洋さん、瀬戸市教育委員会教育部長の丹羽博さん、瀬戸市教育委員会学校教育課の谷口亨さんの3名をお迎えしました。
愛知淑徳大学からは、島田修三学長、石田好江副学長、小倉斉文学部長、ブイ チ トルンCCCセンター長、粟野泰次事務局長が参加し、小田橋恵子CCC事務室長の司会進行のもと、大澤義洋教育長と島田修三学長の間で調印が交わされました。
式では、小倉斉文学部長が調印に至った経緯を説明し、「大澤義洋教育長と長年交流のある本学の中野靖彦教育学研究科長を通じ、本日の協定締結を申し入れました。学校教育に関して先進的な政策を打ち出している瀬戸市の学校や教育施設での体験学習やボランティア活動などは、教職を志す学生にとって極めて有益なものになると確信しております」と語りました。

教職を志す学生たちに、地域や社会での学びの機会をより多く提供するために

 愛知淑徳大学の文学部は教員養成に力を入れていくことをめざし、国文学科・英文学科・教育学科それぞれが教員養成のための科目などを充実させています。さらに3学科の連携による複数教員免許取得プログラムを開設し、教職をめざす学生たちの高い意欲に応えています。また、健康医療科学部 スポーツ・健康医科学科では数多くの学生が体育教員を志望し、福祉貢献学部福祉貢献学科子ども福祉専攻では学生たちが幼稚園教諭や保育士をめざして学んでいるなど、全学的に多くの学生が教職を志して日々研鑚を重ねています。
こうした学生たちに、学内での学習にとどまることなく、地域や社会での学びの機会をできるだけ多く提供したい。その教職員の熱意が瀬戸市教育委員会の方々に届き、今回の連携協定の調印が実現しました。

瀬戸市と愛知淑徳大学の教育活動のさらなる活性化をめざして

 調印を交わした後、大澤義洋教育長から「瀬戸市で学んでよかったと子どもたちに思ってもらえる教育をめざし、さまざまな取り組みに力を注いでいます。その推進力となるのが実践力を備えた教員です。学生の皆さんが瀬戸市の学校や教育施設で学び、教員に必要な力を養うことができるよう全面的に協力したいと考えています。大学時代に子どもたちと触れ合う経験を多く重ねることが、教育現場での即戦力につながるでしょう」と、本学の学生たちへ期待をお寄せくださいました。そのあたたかな言葉を受けて島田修三学長は「大学の理念『違いを共に生きる』の通り、学生たちは瀬戸市の教員の皆様、子どもたち、保護者の方々、地域の方々と出会い、さまざまな"違い"を理解し合う経験を重ねていくでしょう。教職を志す学生にとってまたとない学びの機会だと思っています」と深く謝辞を述べました。
今回の連携協定を機に、これまでにも教育実習などで学生を受け入れていただいてきた瀬戸市と愛知淑徳大学のつながりがさらに強固なものとなり、双方の教育活動がますます活性化していくことでしょう。