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日進市長・萩野幸三 他

2012年5月18日

日進市と愛知淑徳大学との連携に関する協定書調印式を開催

 平成24年5月18日、日進市と愛知淑徳大学との連携協定 調印式が長久手キャンパスで開催されました。日進市長の萩野幸三さん、日進市教育長の青山雅道さん、日進市市民生活部長の水野和秀さん、日進市教育部長の武田健一さん、日進市教育部次長の梅村光俊さん、日進市市民協働課長の杉浦淳司さんをお迎えし、愛知淑徳大学からは島田修三学長、石田好江副学長、小倉斉文学部長、中野靖彦教育研究科長、ブイ チ トルンCCCセンター長、粟野泰次事務局長が参加しました。列席者の皆さんが開式前からにこやかに歓談し、会場となった会議室は和やかな雰囲気に包まれていました。小田橋恵子CCC事務室長の司会進行のもと、調印式が滞りなく進行し、萩野幸三市長と島田修三学長の間で調印が交わされました。

地域に貢献する人材の育成と、地域のさらなる発展をめざして

 「違いを共に生きる」を大学の理念として掲げる愛知淑徳大学は、多文化共生社会を生きる力の養成をめざし、さまざまな教育を実践しています。そのひとつが、地域や企業など学外の機関と連携しておこなうアクティブラーニング(体験教育)です。多くの学生がボランティアやインターンシップなどに参加し、多様な成果を上げてきています。また、教員志望の学生に対して、実践的な高い教育力を養う機会を与えるために、在学中に可能な限り学校教育現場での体験を重ねさせる教員養成システムの向上をめざしています。そして、すべての学生に社会での学びの機会をできるだけ多く提供し、社会の発展に貢献できる人材を育成したいという気運が高まり、日進市との協定締結に至りました。
こうした経緯について、小倉斉文学部長が式の中で説明し、「本学はこれまでも日進市とボランティア活動や学校教育活動などを通じて連携関係は深めてきておりますが、本日の調印を機に、学生のボランティア活動や教育支援活動の活性化、学習支援等の教育体験のみならず、社会的ボランティア活動までを含めた幅広い連携の強化、大学と地域の共存による地域発展への寄与が実現することを切望いたします」と語りました。

日進市と愛知淑徳大学の協力連携を、希望の光に

 調印がとりおこなわれた後、萩野幸三市長から「この連携協定を機に、愛知淑徳大学の学生の皆さんと日進市の行政、市民の皆さんとのさまざまな活動が、より活発になると期待しています。人々の交流、地域間の交流に、境界線はありません。互いに協力連携に努めることによって、地域の皆さんに『この地に住んでいてよかった』と実感を味わっていただくこと、また、学生の皆さんが日進市での多様な経験を活かし、社会に、世界に力強く羽ばたいていくことを願っています」という熱いメッセージをいただきました。こうしたお言葉を受け、島田修三学長は深い謝辞を述べ、「最も向学心が盛んで、最も多くのことを吸収する学生たちを教育していくには、地域社会のご協力、ご支援が必要です。学生たちは実際の社会の動きを肌で感じることにより、自分の学修・研究テーマをより広く深く追究していきます。さらに、地域の方々との関わり合いの中で、社会人としてのマナーや立ち居振る舞いについて学生が自ら気づき、自分で自分を教育していくだろうと期待しています。今後、日進市の発展に学生がどう関わっていけるか、考えを深めていきたいと思います」と今後への希望を語りました。
今回の協定締結をきっかけとして、日進市とのさまざまな取り組みがより充実し、学生たちは得難い経験や出会いを重ね、地域に貢献する人材へと成長していくことでしょう。