救急救命士として活躍するためには救急救命士国家試験の合格に加え、公務員採用試験にも合格し消防士などに採用されることが必要です。救急救命学専攻では、国家試験と公務員採用試験両方の合格をめざし、これに必要な学修環境とカリキュラムを整備。将来の進路を大学全体でバックアップします。
実際に医療現場で使用されている救急車と、救急車内設備を忠実に再現したカットモデルで、車内での処置などをリアルな環境で学びます。一般住居を模した実習室も整備され、救急の現場となることが多い風呂場やトイレなど、狭い場所での救急活動をロールプレイで学修。実践的に知識と技術を修得します。
2年次の選択科目『救急救命特別実習(海外)』では、海外の救急救命先進地で高度な救急医療の現場を体感。見聞を広げて救急救命士への意識を高めます。
救急救命士の社会的使命、救急医療制度などを理解し、救急救命士への意識を高めます。救急救命士がおこなう応急処置とその種類、代表的な処置である心肺蘇生法なども学修します。
救急救命士に必要な傷病者観察について、全身と局所それぞれの観察方法などを修得します。観察所見から考えられる病態・病状を理解し、救急現場での傷病判断につなげられるようにします。
救急救命士が担うプレホスピタル(病院前救護)の主となる「観察・判断・処置」の内、特に傷病者観察の実践能力向上をめざし、主な疾患・外傷を取り上げてその特徴と応急処置を学びます。
医療機関内で最初に救急医療に携わる救急外来(ER)と、その後の治療を担う集中治療室(ICU)。各部門での救急医療の在り方と、救急救命士の関わり方などを学びます。
救急車内での処置などをリアルな環境で学ぶため、実際の医療現場で使用されている高規格救急車と、救急車内の設備を忠実に再現したカットモデルを配備。動く車内でも的確に処置ができるよう高規格救急車に乗っての実習も実施します。
救急の現場となることが多い一般住宅の居室やリビング、キッチン、風呂場やトイレなどが再現されています。狭い場所や家具が配置された場所での救急活動をロールプレイで学修し、より実践的に知識と技術を修得します。