健康豆知識

認知症と生活習慣病

代表的な認知症である、アルツハイマー病。今まで覚えていたことを忘れてしまい、知能は持続的に低下し、脳の萎縮を伴う病気である。もう一つの代表的な認知症は、血管性認知症。脳の動脈硬化がベースにあり、生活習慣病の行き着く先である。近年、両者の原因はオーバーラップしており、アルツハイマー病も血管性認知症と同様に、糖尿病、高コレステロール血しょう、高血圧などが危険因子だとする報告もでてきた。すなわち「アルツハイマー病も生活習慣病の一種である」と考えられるようになったのである。年を取れば誰でも物忘れをするようになるが、誰もが認知症になるわけではない。認知症はあくまでも病気であり、予防可能な疾患である。

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