学芸員課程について

学芸員資格の取得を希望する皆さんへ

学芸員とは

掛軸の取扱い

日本には5600館を超える博物館があり、さまざまな展覧会や教育普及事業を開催して、多くの人々に学び、楽しむ場として親しまれています。博物館には、資料を収集し保管して後世に伝えるともに、それらを調査研究してその成果を展示・講演会・体験講座などの開催や出版などを通じ、広く伝えるという役割があります。このような博物館活動を専門職として担うのが学芸員です。学芸員は、資料や専門分野の研究者、展覧会や多彩な教育事業を企画・実施するプランナー兼プロデュ―サー、調査研究成果をわかりやすく伝える教育者といった多様な顔を持っています。学芸員は、楽な仕事ではありませんが、人や社会と深く関わるとてもやりがいのある仕事です。

学芸員資格を取得するには

博物館で学芸員として働くためには、通常、学芸員資格が必要となります。この資格を取得するには国が定めた要件を満たす必要があり、いくつかの方法がありますが、大学で文部科学省令に定められた博物館に関する9科目19単位を修得し、学士の学位を得る方法が一般的です。

本学では学芸員資格取得の履修課程を設けていますので、希望者は履修登録をしてください。

文化庁「学芸員になるには」

本学学芸員資格取得者数

本学「学芸員課程」は登録制となっています。履修を希望する学生は、次の手続きを経て「学芸員課程」の各科目の履修が許可されます。未登録学生の「学芸員課程」科目の履修は許可されませんので注意してください。

「学芸員課程」の登録方法

「学芸員課程」の登録方法

「学芸員課程」の履修について

本学「学芸員課程」の履修内容、必要単位数、科目内容やカリキュラムについては学芸員資格取得に必要な単位・科目の履修についてをご覧ください。

資格を活かすには

巻子の取り扱い

資格を最も有効に活かす方法としては、博物館の学芸員採用試験を受験して採用されることです。しかし、学芸員職の採用数は限られていて、必ず募集があるとは言えない状況です。他の方法として、地方自治体の職員となって博物館の職員として勤務することが考えられます。中小規模の公立博物館では、事務職として採用された職員が学芸員の仕事を担当する事例もあります。このほか、アートディレクター、展示デザイナー、博物館スタッフとして資格を活かしている人もいます。また、博物館学を学んで得た知識や経験を活かし教員として、学校と博物館の連携を図る道もあります。
学芸員資格取得のために学ぶ分野・領域は多岐にわたります。そこで得たことはいろいろな場面で活用できることでしょう。
各採用試験の情報および求人情報は、本サイトおよびCampusSquare等でも適宜お知らせします。