報告

2016年04月12日

平成27年度 愛知淑徳大学 卒業式

平成27年度 愛知淑徳大学 卒業式

平成28年3月18日(金) 名古屋国際会議場(センチュリーホール)

新たな門出を迎えた約2,000人の卒業生たち。
「違いを共に生きる」を胸に、社会へ力強く旅立ちました。

桜がほころぶ春の陽気に包まれた3月18日(金)、名古屋国際会議場(センチュリーホール)にて平成27年度 愛知淑徳大学 卒業式がおこなわれました。華やかな袴や真新しいスーツを身にまとい、笑顔を輝かせた卒業生たちが、晴れやかな旅立ちのときを迎えました。

式典はおごそかに進行し、各学部の代表者に学士学位記が授与されると、島田修三学長は卒業生一人ひとりに語りかけるように式辞を述べました。はなむけの言葉として贈ったのは「人の己を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患う」。『論語』の第一編に記された孔子の教えです。島田学長は「さまざまな人間が、この世の中で共に生きています。考えも立場も異なる多くの他者と関わり合い、『人間』を学び続ける豊かな経験と知恵が、社会で強みになります」と、大学の理念「違いを共に生きる」に通じるメッセージを伝え、卒業生約2,000人の新たな門出を祝いました。
来賓祝辞を述べた小林素文理事長は「やさしく、たくましく、自分らしく、社会に貢献されることを願っています。人生の分岐点に立ったときには、心の声に耳を澄ませて信じる道を進んでください」と激励の言葉を贈り、今後の活躍を祈念しました。

そして卒業生代表は、会場に集まった来賓の方々や保護者の方々、教職員、後輩たち、学生生活を支えてくれたすべての人々への感謝の気持ちを込めて答辞を述べました。「たくさんの仲間たちと互いの考えを伝え合い、協働し、視野を広げて、一人ひとりの個性を尊重して生きることの大切さを実感しました。実り多い学びができたからこそ、今後も社会の中で"自分を活かす場所"を見つけられると思います」と4年間の充実した日々を振り返り、人生を切り拓いていく決意を力強く語りました。

慣れ親しんだ学び舎に別れを告げ、自分が選んだ道へと歩き出した卒業生たち。そのまなざしは希望に満ちた未来へ向けられていました。「違いを共に生きる」心を大切にし、さまざまな人と互いを活かし合いながら、10年先、20年先を輝かせていくでしょう。