報告

2013年03月05日

3年生とその保護者の方対象 講演会・個別相談会・合同企業説明会

3年生とその保護者の方対象 講演会・個別相談会・合同企業説明会

就職活動の現状、そして進路を自ら切り拓いていく学生たちの力強さを、
保護者の方にも目で見て感じていただく機会となりました。

愛知淑徳大学は2010年4月に学部を再編し、新たな教育体制で「10年先、20年先に役立つ人材の育成」に努めてきました。当時入学した学生たちも3年生となって就職活動に取り組み始め、特に新設した学科・専攻にとっては初めて学生たちを社会に送り出すこととなります。そこでキャリアセンターは希望の道に向かう一人ひとりを力強く応援していくために、さまざまな支援活動に力を注いでいます。そのひとつとして、3年生とその保護者の方を対象とした「講演会・個別相談会・合同企業説明会」を、愛知県中小企業団体中央会のご協力のもと3月5日(火)に開催しました。このイベントはキャリアセンター初の試みであり、学生たちだけでなく保護者の方々にも多数ご参加いただき、また、愛知淑徳大学の学生を採用したいという優良な企業32社の方々にもお集まりいただきました。参加企業の方々には、合同企業説明会前に各学部・学科の教員が学部・学科の特色やどういった人材の輩出をめざしているのかなど、それぞれの強みをアピールする機会も設けました。

 講演会では、アビームシステムズ株式会社のコーポレートサービス部人事企画グループリーダー安田英樹氏を講師としてお招きし、「社会人基礎力を身につける」をテーマに語っていただきました。安田氏はまず「学生や保護者の皆さんにお伝えしたいのは、就職活動は内定を獲得するためだけのものではなく、"働くことを訓練する機会"だということです」とわかりやすく話し、講演をスタートさせました。安田氏が特に大事だと学生たちに説明したのは、「自立的な適応力」を身につけること。「入社後の新人に対して企業が求めるのは、仕事をしっかりと遂行し、良好な人間関係を築くなど、会社に"適応"することです。しかも受け身ではいけません。自ら試行錯誤を重ねて"経験"を積み、そこから自分の強みとなる"個性"を培っていくことが、社会人としての力になるのです。ぜひ、学生の皆さんには就職活動を通して"自立的な適応力"を身につけてほしいと期待しています」と安田氏は学生たちに熱いエールを送りました。

 続いて、保護者の方を対象とした個別相談会、学生を対象とした合同企業説明会がおこなわれました。保護者の方々は親としてわが子の進路選択や自立をどう支えていけばいいのか、キャリアセンターのキャリアアドバイザーに熱心に相談。そして、リクルートスーツを着こなし、凛々しいまなざしで企業の方々のお話に耳を傾ける学生たちを目の当たりにした保護者の方々は、その姿に頼もしさを感じ、「わが子の力を信じて見守る」ことの大切さを実感されたようでした。
依然として厳しいと言われる就職環境においても、学生たちが大学で磨いてきた力を発揮し、めざす進路を自ら切り拓いていくことができるよう、愛知淑徳大学は今回のように保護者の方とも情報を共有しながら学部・学科と連携を図りながら、キャリア支援の新たな取り組みを推進していきます。