成長

2017年11月13日

チャレンジングな環境が、確かな成長と かけがえのない経験を与えてくれました。

vol.47

文学部 図書館情報学科 1992年度卒業

仲間に刺激を受け、恩師に支えられながら、
自ら動き、学ぶ姿勢を身につけた大学4年間。

 現在、全日本空輸株式会社のキャビンアテンダントでありながら、ANAグループのANAビジネスソリューション株式会社に出向し、ANAエアラインスクールの講師として、キャビンアテンダントやグランドスタッフを目指す学生に接遇の基礎などをお伝えしています。ANAエアラインスクールは愛知淑徳大学と教育連携協定を締結していますので、毎年学内でANAエアラインスクール学内講座を開講しており、私も講師として登壇しています。ANAはとてもチャレンジングな会社で、「まずはなんでもやってみよう」という風土があります。この会社の気質はまさに私にぴったり。私自身、興味があることにはどんどん挑戦したい性格で、まずは行動してみようと思っています。この「自ら動き、学ぶ姿勢」は愛知淑徳大学で過ごした青春時代があったからこそ、培われたものです。たとえば、愛知淑徳短期大学から愛知淑徳大学への編入時には、そのための膨大な単位取得に注力。図書館情報学科に編入した後も、専門知識修得の遅れを取り戻そうと、3人の「短大出身組」と一緒になって勉強に力を注ぎました。いつも気にかけてくださり、親身になって指導してくださったゼミの担当教諭・津田良成先生には、感謝してもしきれません。いつでも前向きに頑張る仲間と、やさしく見守ってくださる先生がいたからこそ、自由にのびのびと、自分のやりたいことに対して全力を尽くせたのだと思います。

チャレンジングな環境が、確かな成長と かけがえのない経験を与えてくれました。

愛知淑徳大学のような
「チャレンジさせてくれる環境」で働きたいとANAへ。

 勉強ももちろんでしたが、短大・大学時代はサークル活動にも力を入れました。もともとゴルフが好きで、友だちと学内のゴルフ練習場で打ちっぱなしをしていたのですが、その様子を見ていた大学職員の方が「サークルを立ち上げてみませんか?」と、ご提案くださったのです。それからトントン拍子に話が進み、私は初代ゴルフ部の部長として就任。当時は愛知淑徳大学所属の女子プロゴルファーが活躍していたこともあり、活動は大いに盛り上がりました。この経験からも、愛知淑徳大学の「チャレンジさせてくれる風土」はステキだなと感じました。そして、そのような環境で働きたいと企業選びをはじめました。ANA の就職試験を受けようと決めたのも、「風通しがよく、自分がやりたいと手を上げたことに対して、しっかりと応えてくれそうだ」と感じたからです。そして就職試験を進める中でも、そこで出会う人がとても親切で憧れを抱きました。念願かない就職した後、日々の業務に打ち込む中で、学生時代に感じた会社へのイメージは間違っていなかったと確信しました。

挑戦し続けたANAでの日々。今、エアラインスクールの
講師として、新たなチャレンジが始まっています。

 今までのキャリアの中で、3度、キャビンアテンダント以外の仕事をしてきました。1回目は入社して10 年目ぐらいの頃、キャビンアテンダントの仕事を企画する仕事を担当しました。この仕事は、キャビンアテンダントをバックアップする仕事がしたいと会社に自ら手を挙げたことで異動になりました。たとえば、機内でお出しする食事を何にするかを考えたり、新しい機材を導入する時にどのような動きをすればスムーズかを考えたり、新しい法律が施行されるときにどうやって業務に落とし込むか考えたり、キャビンアテンダントの仕事を広い視野で見る力が身につきました。2回目は広報室の一員として働き、会社全体を知ることができました。そして、ANA エアラインスクールの講師として働く今が、3回目のチャレンジです。航空業界の知識がない方に、いかにお伝えすればいいのか、試行錯誤を繰り返す毎日。その中で、受講生のみなさんが確実に成長していく姿を見られることが、心からの喜びです。私もみなさんに負けないように、これからも成長し続けていきたいと思います。