成長

2017年11月24日

やりがいのある職業に就けたのは、大学の環境と意識の高い仲間との出会いがきっかけでした。

vol.48

ビジネス学部OG[2009年度卒]

公認会計士という職業との出会い。

 私は1年生の時に愛知淑徳大学の会計教育センターが主催する、名古屋大原学園の講義に参加しました。会計教育センターでは「日商簿記検定」の資格取得の支援を受けることができ、初めて簿記に触れた私でもわかりやすい内容でした。資格の勉強をしつつ、単位が取得できるとても良い制度だったと思います。
 2年生になり、1年生でお世話になった先生のゼミへ入りました。そこで、金融やファイナンスについて深く学び、公認会計士の仕事に興味を持ちました。様々な会社と関わることができ、株式上場を支援したりするなど、とても魅力的な職業だと感じて公認会計士になる決意をしました。そして、公認会計士の資格を取得するために、2年生が終わる頃に予備校へ通い始めました。

女性にもおすすめできる資格です。

 世間一般では資格の難易度が高いと言われていますが、段階を踏んで勉強をすれば合格が見えてきます。私は予備校1年目で、勉強の方法がわからなくて苦労をし、初回の受験は失敗してしまいました。すぐに何がいけなかったのかを考え、同じゼミで通っていたメンバーと勉強会を開きながら、勉強の方法を確立させたことが合格に繋がったかもしれません。
 一連の試験勉強を通して思ったのは、"覚悟を決めて臨むべき!"です。アルバイトや遊ぶことができなくなり失うものもありますが、合格したら一生の財産になります。例えば、女性は育児で仕事を一旦辞めてしまう方も多いです。しかし、資格を持っているだけで再び同じ職に就いたり、独立して育児が忙しい時は仕事を抑えたりと自分の尺度で仕事をすることができます。

やりがいのある職業に就けたのは、大学の環境と意識の高い仲間との出会いがきっかけでした。

キャリアアップの為の転職。

 私は大学卒業後(2010年)の夏に一次試験に合格して、冬に二次試験を通過。翌年の1月に東京の中堅監査法人に就職しました。その後2年の実務経験を経て、公認会計士の資格を修得しました。監査などを経験して、様々な企業を知ることができ、とても勉強になりました。しかし株式上場支援業務が時期的にも少なく、経験ができなかったので、自分のキャリアアップの為、大手の監査法人に転職しました。転職後は監査などに加えて、望んでいた株式上場支援業務を行いました。そして、不動産業界や経理の業務に興味があった私は、今年の11月に現在務めている会社へ転職しました。
 私のように二次試験を合格して、公認会計士の資格を取得したいと思ったら、監査法人で経験を積んで、試験を受けるのが一般的です。明確にやりたいことがあれば、そこに就職した方が良いです。独立する際や事業会社へ転職する際に監査法人で培った経験は必ず活きます。

大学生活で打ち込めることを一つでも見つけて。

 大学生活の中で、アルバイトや遊びというのも大切ですし、大学生の時にしかでないとできないこともたくさんあると思います。私は公認会計士という資格を取得することに打ち込みましたが、自分が好きなことや得意なことに打ち込むのが、就職につながるはずです。夢が見つからない方や将来に不安がある方は、1年生から積極的に何事にも挑戦すれば、おのずとやりたいことも見えてくると思います。