成長

2018年12月12日

イギリスの国際空港でキャリアを磨き、"日本のおもてなし"を広げたい。

vol.53

文学部 英文学科(現:総合英語学科)OG [2014年度卒]株式会社日本航空 勤務

在学中、イギリスとアメリカに留学。英語コミュニケーション能力と国際感覚を養いました。

 高校時代から英語や異文化への関心が高かった私にとって、愛知淑徳大学の英文学科(現:総合英語学科)で学んだ4年間は刺激にあふれていました。そのときに思い描いた「海外で働きたい」というキャリアビジョンを実現させ、昨年からイギリスに移住。国際空港のグランドスタッフとして忙しい日々を送っています。
 向学心やチャレンジ精神が大きく伸びたきっかけは、大学2年次に参加した学科独自の「海外セミナー」です。約3か月間、イギリスのリーズ大学に留学しました。当時、私の英語力はまだまだ不十分。授業中のディスカッションやプレゼンテーション、ホストファミリーとの日常会話において、英語での発言や意思疎通が上手くいかず、もどかしい思いをすることが度々ありました。そのとき「もっと自然に、英語でコミュニケーションできるようになろう!」と強く決意。帰国後、音声学の授業を熱心に受けてネイティブの発音方法を身につけるなど、国際社会で通用する英語コミュニケーション能力を鍛えることに努めました。おかげでTOEICスコアは大幅にアップ。大学入学当初は400点でしたが、卒業時には800点になり、今は930点まで到達しています。

イギリスの国際空港でキャリアを磨き、日本のおもてなしを広げたい。

 また、4年次の8月から1月にかけては、交換留学生としてアメリカのウェストバージニア大学へ。アメリカ人の学生や世界各国からの留学生たちと一緒に、文学やビジネス英語などを学びました。英語力に磨きをかけながら、文化や価値観の多様性を肌で感じる貴重な経験になったと思います。このとき「互いの違いを認め合う大切さ」を実感したことが、現在、グランドスタッフの仕事にも役立っています。

イギリスの国際空港でキャリアを磨き、日本のおもてなしを広げたい。

イギリスの国際空港でキャリアを磨き、日本のおもてなしを広げたい。

ヒースロー国際空港の仲間たちと共に、お客様の笑顔につながる旅客サービスをめざして。

 航空業界に進んだのは、英語を活かして海外とつながる仕事がしたいと考えたからです。大学のキャリアセンターをフル活用し、万全の対策をとり、日本航空のグランドスタッフ職を手にしました。入社後2年半ほどは中部国際空港に勤務し、グランドスタッフの業務や空港でのホスピタリティを一から学びました。国内外の多くのお客様が安心して旅立てるようサポートする仕事にやりがいを感じると共に、日ごとにふくらんでいったのは「海外で自分を成長させたい」という思い。そして昨年、チャンスを掴み、イギリス・ロンドンのヒースロー国際空港で働く道を拓きました。
 今、力を注いでいるのは、スーパーバイザーとして現地のスタッフに指示を出し、最大限のチームワークでフライトを送り出すこと。発券からチェックイン、ゲートでの案内・誘導までを的確におこなうには、チームワークが重要です。在学中に鍛えた英語力や異文化理解力を発揮して、スタッフ間のコミュニケーションを密にするよう心がけています。さらに、日本航空のグランドスタッフとして、"日本のおもてなし"を現地スタッフに伝えることも私の大切な役割。一人ひとりのバックグラウンドとなる文化や価値観を尊重しながら、日本ならではの細やかな心遣いが行き届いた旅客サービスをどのように教えるか、試行錯誤を重ねています。