成長

2019年12月25日

0から自分の力で事業を生み出し、街に笑顔を届けたい。

vol.60

メディアプロデュース学部 メディアプロデュース学科 都市環境デザイン専修 (現・創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻)OG[2017年度卒]

2019年に事業を設立。個人事業主としての挑戦をスタート。

 私は「欲望PLAZA」という名前をつけた事業の個人事業主です。大学を卒業したのち企業に就職しましたが、思い切って自分で事業を起こす選択をしました。
 私が営む「欲望PLAZA」は3つのセクションから成る事業で、一つは小売業、一つはデザイン業、一つはイベント業です。特におもしろいのは小売業で、私が描いた似顔絵の対価として、何かしらのモノやスキルをお客さまからいただき、そのモノやスキルを半田市にある実店舗で販売することで利益を得ています。集まるものは、思い入れのある雑貨はもちろん、「剣道を教えます」といったものから「あなたのために歌います!」といった一風変わったものまで実にさまざま。すべては人と人とがつながることで実態を成す「商品」ばかりです。インターネットでスキルや中古品がふつうに売り買いされる時代において、人と人とが出会うことで生まれる価値を提供していけたら。「欲望PLAZA」がめざす理想です。

0から自分の力で事業を生み出し、街に笑顔を届けたい。

0から自分の力で事業を生み出し、街に笑顔を届けたい。

街の活性化に貢献したい。その思いを醸成した学生時代。

 お客さまからいただいたモノやスキルを販売することで人と人をつないだ先には、必ず街の活性化が実現できると信じています。商品を通じて街に知り合いが増え、街全体が家族になっていくことが目標。すべては街の未来のために。そんな思いで事業を展開しています。
 この思いの根源をたどってみると、やはり行き着くのは、学生時代のゼミ活動でしょうか。間宮ゼミに所属し、実に多くの産学連携プロジェクトを経験したことで、街への興味を強めていきました。上小田井エリアや菰野町のキャンプ地などを対象に、それぞれ地域活性化につながるプランを企画し、提案しました。どのプロジェクトも直面するのは実際に起こっている街の課題であり、一筋縄では解決しないものばかり。その課題に対峙することで、アイデアを出すだけではなく、実現可能性の高いリアルなプランを練り上げていき、さらにそこで終わるのではなく、実際に実施することの大変さと重要性に気づくことができたのです。考えるだけではなく、やってみる。その姿勢を大学時代に養えたからこそ、今、個人事業主として果敢にチャレンジできるのだと思います。

これからも挑み続ける姿勢を忘れずに、笑顔をつくりたい。

 これからは、地域の人々の欲望を叶えて、自分も楽しみながら事業を展開していきたいと思います。具体的にはお客さまが店舗を持つお手伝いをしたり、お客さまの夢を叶えるお手伝いをしたり。将来的には自分も従業員を雇ったりするのもいいかなと考えています。一つひとつのつながりの先に、街が豊かに発展していくことを願って。これからも挑戦する気持ちを胸に、お客さまと街に向き合っていきたいと思います。