成長

2019年12月10日

高い目標を掲げて将来のビジョンを描き、それを叶えるために必要なことを考えた。

vol.59

ビジネス学部ビジネス学科 OB【2016年度卒】

ビジネス学部だからこそ気付いた本当にやりたいこと。

 私は、小さい頃から野球を続け、高い意識を持って取り組み、中学時代は県大会優勝投手、高校時代は1年生の時からエース番号を頂くなど、プロ野球選手をめざしていました。しかし、高校2年生の時にケガをしてしまい、その夢は諦めるしかありませんでした。それ以降、「今後は勉強で頑張っていこう」と自分の意識を切り替え、それまでとは全く違う「金融系の仕事に就く」という目標を掲げ、愛知淑徳大学のビジネス学部に入学しました。ビジネス学部では、1年次に経済・経営・ファイナンスなど、ビジネスの基礎知識を学ぶことできます。2年次以降は、興味のある分野に分かれて、ゼミや授業を選択していくのですが、そこで私が興味を持ったのが証券業界でした。そして、証券会社に入って働くビジョンを描いた時に、何が必要なのかをゼミの先生に聞いた際に教えていただいたのが「証券アナリスト」という資格でした。大学時代に2次試験に合格するには狭き門と言われている資格ですが、高校生の頃にプロ野球選手をめざしていたように、私は高い目標を持つことが推進力となるため、難しい道を選びました。証券会社に入ってから取得する方もいますが、入社して早期から活躍するため、また自身のキャリアアップのためにも必要になると思い勉強をはじめました。

 資格取得対策としては、証券アナリスト資格試験と同時に中小企業診断士試験、日商簿記検定2級の勉強もおこない、授業と共に相乗効果が得られ、効率的に学修できたと思います。ゼミでは外資系の金融機関に長年勤務していた先生のもと、企業分析や経済学などの実践的な学びを積んだほか、夜遅くまで研究室を空けていただいたり、資格勉強のわからない部分を教えていただいたりと、大変お世話になったのを覚えています。そのおかげもあり、4年次に証券アナリスト2次試験に合格することができました。

高い目標を掲げて将来のビジョンを描き、それを叶えるために必要なことを考えた。

高い目標を掲げて将来のビジョンを描き、それを叶えるために必要なことを考えた。

自分で決めた道を、強い意思を持って進んでいく。

 卒業して2年間は、現在勤務しているSBI証券とは他の大手証券会社に勤務していました。まずは、その証券会社で、経験を積み、即戦力として会社に貢献できる人物になりたいという思い、入社しました。その時の業務は、個人向けに営業をおこなうリテール営業がメイン。資格試験の知識から積み上げてきた実践経験を活かし、2年目にトップの業績をあげることができました。

 SBI証券に入社して1年目の現在、資本市場部のデット・キャピタル・マーケットグループに所属し、法人の資金調達業務に従事しており、上場企業や地方公共団体等の法人顧客(約1,500名)向けの朝・夕のマーケット・レポートの作成、上司の外交への同行、提案資料の作成などを行なっています。私の業務する部署では、業務が担当別に細分化されておらず、様々な業務を全て覚えなくてはなりませんが、これは全体的なスキルの底上げを図る意図があると思っています。日々、新たな発見や学びがあり、スキルアップできる環境があるのが魅力的です。マーケット・レポートは、経済報道番組・日経新聞・ロイター・Bloombergなどから情報を収集し作成します。経済に詳しくない人でもわかりやすいよう、しっかり噛み砕いて説明することを意識。専門的な内容に加え、言い回しや表現などで先輩や上司から指摘される部分があり、説得力のある表現方法など専門以外にも幅広い分野の知識が必要だと感じています。働き方で意識していることは、常に時間を前倒しして作業を進めること。社内はもちろん、外部の人とも仕事をする上で時間を守ることは大切ですし、自分の仕事のプロセスの見直しや作業の効率化にもつながります。

 これから、経営、経済、ビジネス業界をめざす方々へ、愛知淑徳大学のビジネス学部は日商簿記検定2級取得がカリキュラムとして組み込まれており、2年次から自身の興味のある分野を学べることができます。また、日本語表現や、コンピューター活用科目など社会人として必要な知識や技術も修得できます。レールに沿った勉強だけではなく、自身のやりたい道を探すことができ、またその夢を叶えるために先生方が手厚くサポートしてくれる素晴らしい環境があると思います。高い目標を持って時間を大切に使い、チャレンジする心を大切に頑張ってください。