交流

2018年12月07日

名古屋城バディウォーク

名古屋城バディウォーク

2018年10月28日(日) 名古屋城二之丸広場

学生たちがバディウォークイベントのスタッフとして参加。
障がいの有無に関わらず助け合い共に生きる素晴らしさを知りました。

 2018年10月28日(日)、名古屋城二之丸広場にて「名古屋城バディウォーク」が開催されました。バディウォークとは、ダウン症のある人と共に歩くチャリティウォークイベントのこと。ダウン症かそうでないかにかかわらず、あらゆる人が参加できるイベントで、お互いをリスペクトし、理解と受容、社会的な平等を促進することを目的としています。

名古屋城バディウォーク

名古屋城バディウォーク

 このイベントに参加し、ブース運営のお手伝いをしたのが交流文化学部 林ゼミの2年生。学生たちは授業でコラボレーションした「小牧ワイナリー」のブースで、ワイン販売や呼び込みなどをおこないました。小牧ワイナリーとは「福祉社会法人AJU」が運営する知的障がい者のための自立支援施設です。知的障がいを持つ方々が職員として働き、自分らしく地域で生きるためにワインの製造・販売をおこなっています。交流文化学部の授業では施設運営に携わる支援者や施設で働く知的障がいを持つ職員らが登壇し、「まだまだ障がい者が働く場所は少なく、賃金も安い。そんな厳しい現状を打破し、障がい者が自立して暮らせる社会をつくりたい」という熱い思いを、学生たちに伝えてくださいました。そんなご縁がつながり、今回実現したバディウォークへの参加。林ゼミの学生たちは懸命に働く障がい者の姿を間近で見ることで、仕事にやりがいを感じて生きることの素晴らしさを実感したようです。

名古屋城バディウォーク

名古屋城バディウォーク

 会場には創造表現学部の永井ゼミの有志学生たちの姿もみられました。学生たちは、名古屋城にちなんだ「手裏剣的当てブース」の案内役やバディウォークオリジナルグッズの販売スタッフとして活躍。来場者に優しく声をかけ、ていねいに誘導や接客をおこないました。障がいを持つ方々と関わってみたいという思いで参加した学生たちは、彼らの生き生きとした表情から障がいのあるなしにかかわらず楽しみを見つけて積極的に参加し、自らの力で人生を豊かにしていくことの大切さに気づきました。

名古屋城バディウォーク

名古屋城バディウォーク

 お昼の12時からは、いよいよメインイベントのウォーキングタイム。参加者はスタート・ゴール地点の二之丸広場から、名古屋城の正門までの道のりを元気いっぱい行進し、爽やかなひとときを味わいました。学生たちも行進に参加し、障がいのある方々と同じ時間を過ごすことで、同じ楽しみを分け合いました。時折現れるチンドン楽団「尾張なごやかちんどん」がウォーキングを盛り上げる中、大勢の人々が参加したウォーキングは無事終了。参加した学生たちもこのイベントを通じて、共に助け合い、支え合うことでよりよい社会が実現していくことを体験的に知ることができました。その気づきを普段の大学生活に持ち帰り、それぞれの学修に役立て、自らの興味を追究していくことでしょう。本学では今回のイベントのように積極的に社会と連携し、学生たちに気づきと成長の場を提供し続けていきます。