交流

2025年07月07日

ちょこっとボランティア講座 特定非営利活動法人 楽歩

2025年5月1日 (木)星が丘キャンパスCCCアクティブラーニングスタジオ

SDGsの実現の一つとして「ちょこっとボランティア講座」を開催。
自身の関心がボランティア活動に結び付いていることに気付く機会となりました。

 本学のコミュニティ・コラボレーションセンター(以下、CCC)は、学生にボランティア活動を紹介し、学生と地域社会をつなぐ役割を担っています。ボランティアや社会貢献についての理解が深まるように、キャンパス内で地域・世界・企業と出会うコラボレーションプログラム「ちょこっとボランティア講座」を開催しました。

 第1回は、特定非営利活動法人 楽歩(らふ)の長谷川様、中野様を講師に招き、「働くこと」についての講演とバリスタ体験がおこなわれました。お2人は、就労継続支援A型「就労支援舞星 ジョブ長久手」のコーヒー事業に携わり、「冬青珈琲店」に勤務されています。始めに就労継続支援A型の賃金や雇用形態、就労時間についての説明がありました。長谷川様は、働きたくても働けない状況があったことを振り返り、「今は働く喜びを感じながら日々過ごしています」と話されました。「いろいろな雇用の形があることと、障がいの有無に関係なく、それぞれが働ける環境があることを知ってもらえたら」と、学生たちに伝えてくださいました。

 続けておこなわれたバリスタ体験では、コーヒーを淹れる人や気温などによって香りや味わいが変わってしまうことを教えていただきながら、学生たちは長谷川様が淹れたコーヒーを試飲しました。その後は、実際にお湯の温度をはじめ、注ぐ時間などを確認しながらコーヒーの抽出にチャレンジ。自分たちで淹れたものと、長谷川様が淹れたコーヒーの香りや味わいの違いを感じながら、バリスタ体験を楽しむ時間となりました。
 最後に、今回のバリスタ体験で使用したコーヒー豆の種類についての説明があり、学生たちはコーヒーの奥深い世界の一端に触れることができました。

 「働くこと」についての講演とバリスタ体験を通じて、コーヒーの淹れ方だけでなく、就労継続支援A型をはじめとする障がい福祉サービスについても理解を深めることができた学生たちは、自身の関心がボランティア活動に結び付くことに気付く、貴重な機会となったことでしょう。本学は、これからも学生の主体性と挑戦する姿勢を後押しし、よりよい社会づくりに貢献していきます。


特定非営利活動法人 楽歩
就労継続支援A型事業所 ジョブ長久手
中野様 長谷川様

 これまでに愛知淑徳大学の学生さんと一緒に活動する機会が多くあり、その度に学生の皆さんならではの視点をいただくことができ、とても楽しみにしています。福祉に理解のある学生さんが多いので、私たちが普段あいまいにしていることや、言わなかったことも、壁を感じることなく言い合えることをうれしく思いますし、今後のコラボも楽しみにしています。