交流

2019年04月16日

第6回 日間賀サミット ~島をもっと元気にするプロジェクト~

第6回 日間賀サミット ~島をもっと元気にするプロジェクト~

2018年12月4日(火) 日間賀島中学校 視聴覚室

離島が抱える課題を肌で感じ、
地域住民とのかかわり方や
教育のあり方について学びました。

 近年、多くの離島が過疎化していく中、日間賀島は島全体を盛り上げるために、漁協や教育委員会などが連携して島の活性化活動に取り組んでいます。そのひとつが「日間賀島サミット」。小学生から大人までさまざまな年齢、職業、立場の島民が集まって議論することで、島の将来を考えようとする活動です。この日間賀島サミットに文学部教育学科の加藤ゼミが参画。12月4日(火)、日間賀島の中学校にて「人とのふれあいを大切にするために自分ができること」をテーマに第6回が開催されました。

第6回 日間賀サミット ~島をもっと元気にするプロジェクト~

第6回 日間賀サミット ~島をもっと元気にするプロジェクト~

 会は日間賀島中学校生徒会長のあいさつからスタート。小学生、中学生のほか、南知多教育委員会の委員や日間賀島区長、漁協関係者、PTA会長などが来賓として参加し、6つのグループに分かれて議論。机の中央に置かれた大きな紙に、それぞれが考えるふれあいのための方法を書き込んでいきます。
 1回のラウンド(議論)は10分。その議論が終わったらメンバーをローテーションし、これを3ラウンドおこないます。メンバーからは「知らない人でも道ですれ違ったら笑顔であいさつする」、「行事に参加し、時間と空間を共有する」など、さまざまな意見が飛び出します。加藤ゼミの学生は、それぞれのグループに1名ずつ付き、議論に参加しました。

第6回 日間賀サミット ~島をもっと元気にするプロジェクト~

第6回 日間賀サミット ~島をもっと元気にするプロジェクト~

 3ラウンドの議論が終わった後は、グループ発表。多くのグループが「笑顔であいさつ」、「行事への積極的な参加」を訴求するなか「困っている人がいたら助けたり、手伝いをすることもふれあいのひとつだと思う」といった意見も聞かれました。
 加藤ゼミの学生の多くは今回初参加。日間賀島の現状を肌で感じるとともに、離島における地域住民とのかかわりや教育のあり方について考えさせられたことでしょう。

日間賀島について

 愛知県・知多半島の先端「師崎(南知多町)」からわずか2km。高速船で約10分の場所にある島。島は一周5.5kmほどで、西と東には定期便が発着する港があります。島の自然や人々の暮らしは海と深い関わりがあり、タコやフグの漁が盛ん。おいしい海の幸だけでなく、夏には海水浴、春から秋にかけては、イルカとのふれあい、漁船クルージング、干物づくりなどの漁業体験も用意されています。

参加学生のコメント

第6回 日間賀サミット ~島をもっと元気にするプロジェクト~

 地域の大人の方々が、小中学生や先生方と島をもっと元気にするための方法について真剣に話し合っている様子を間近で見させていただきました。このような機会を通して、島という限定された地域でどのようなコミュニケーションができるのか、教育がどのような意味合いを持つのかなどを考えるきっかけになったと思います。