交流

2019年11月13日

認知症教室開催

認知症教室開催

2019年9月20日(金) 名古屋市立自由ヶ丘小学校(千種区)

トワイライトスクールの児童に向けて、
認知症について楽しく、分かりやすく伝える
教室を開催しました。

 9月20日(金)、福祉貢献学科(黒川文子ゼミ)の3年生11名が、千種区・自由ヶ丘小学校のトワイライトスクールで認知症教室を開催しました。
 この行事は名古屋市の千種区役所などで構成する「千種区地域包括ケア推進会議」が本学に協力を依頼したもの。千種区内のトワイライトスクールは15学区あり、1年に2、3校のペースで順次開催しています。

認知症教室開催

認知症教室開催

認知症教室開催

認知症教室開催

 当日は1年生から5年生の児童約50名に向けて、楽しみながら認知症を理解してもらおうとさまざまなアトラクションを用意。最初は「○×クイズ」です。「認知症の人は想いでも全部忘れてしまう? ○か×か?」といった認知症に関する簡単なクイズを出題。○と×に分かれた児童たちは、正解を待ちわびるような表情。正解すると飛び跳ねながら喜んでいたのが印象的でした。次は5つのグループに分かれて「神経衰弱」です。これは認知症について書かれたカルタを神経衰弱とミックスさせたオリジナルゲーム。たとえば「ご ごはんを食べたばっかりなのに『まだか』といっているよ」という症状に対し、対処法が書かれた「ご ごはんはもうすぐだよと言ってお茶を出そう」というカードを引き当てたら勝ち。ルールを把握した児童たちは真剣なまなざしでカードを選んでいました。

認知症教室開催

認知症教室開催

 そして最後は紙芝居「もしも桃太郎のおじいさんが認知症になったら」。おじいさんがきび団子を食べてしまったり、桃太郎のことが分からなくなったりするストーリーですが、桃太郎をはじめ、周囲の人たちがおじいさんを理解し、支えていきます。すると、おじいさんは得意なしば刈りで街をきれいにし、地域のみんなに感謝されるというハッピーエンドを迎えます。周囲のみんなが協力しあって、おじいさんを支えていくことの大切さを伝える内容でした。
 最後に学生たちは「家に帰ったら、今日のできごとを家族に話してくださいね」と締めくくりました。そこには各家庭で認知症について少しでも興味を持ち、理解を深めてほしいという願いが込められていました。
 今回の自由ヶ丘小学校で6校目。今後、残りの9校での実施も目指し、認知症についての理解を広めていく予定です。