交流

2020年12月01日

CCC 愛知医科大学とのコラボ事業

CCC 愛知医科大学とのコラボ事業

愛知医科大学と本学の学生がコラボレーション。
それぞれの専門知識を活かして協力し、
地域の子どもたちが自宅で楽しめる企画を実施しています。

 本学のコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)では、学生たちの地域貢献活動をサポートしています。そんなCCCと愛知医科大学が連携し、両大学の学生が力を合わせて地域の子どもたちへの支援活動を企画しました。この取り組みは「大学コンソーシアムせと」の事業の一環。瀬戸市と近隣の6大学が協働して、地域の新しい文化活動の創成をめざしています。今年度より加盟した愛知医科大学に協力する形で、本学の学生も活動に参加しました。今回の支援の対象としたのは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により活動を停止している瀬戸市内の子ども食堂の利用者や、その周辺に住む子どもたち。ご家族の負担を少しでも減らせるよう、子どもたちだけで楽しめる工作キットやレシピなどを考えて贈ることにしました。

CCC 愛知医科大学とのコラボ事業

CCC 愛知医科大学とのコラボ事業

 活動の中心となったのは、愛知医科大学医学部の学生3名と本学の子ども福祉専攻の学生1名です。5月頃から活動を始め、オンラインでの打ち合わせを重ねました。また、子ども食堂を運営しているNPO法人の方からも意見やアドバイスをいただき、案を練っていきました。
 数多くの打合せや試行錯誤を経て、学生たちはこれまでに3回の企画を実施。8月にはパンダの風鈴をつくる工作キットに、子どもたちへの手紙を添えて贈りました。9月からは健康栄養学科の学生2名も協力。子どもたちが簡単に調理できるツナの炊き込みご飯のレシピと材料を提供し、食材や栄養に関する豆知識を載せたプリントも配布しました。さらに、10月は愛知医科大学の学生が中心となり、手洗いDVDを作成。子ども福祉専攻の学生が子ども目線に立った企画アイデアを助言して、手洗いに関する知識を戦隊もののストーリーとともに、わかりやすく伝えました。
 医学、保育、栄養、それぞれの専門知識を活かして、協力し合うことで子どもたちの為により良い企画を考えた学生たち。異なる視点や知識を共有することの大切さを学びました。CCCではこれからも協働の輪を広げて、学生たちの地域貢献活動をサポートしていきます。

学生コメント

CCC 愛知医科大学とのコラボ事業

福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻 4年 驛田 彩音さん

 もともと子ども食堂に興味があり、長久手市内の子ども食堂で子どもたちと交流するボランティア活動をしていました。新型コロナウイルスの影響で活動ができなくなっていたところ、CCCの方から「大学コンソーシアムせと」の取り組みを紹介いただいて、ぜひ参加したいと思いました。大学や専門分野の異なるメンバーと協力するという経験は、とても刺激的で楽しく活動をすることができました。また、医学や栄養に関する専門知識など、私自身勉強になることがたくさんありました。新型コロナウイルスの影響から人との交流が減る中で、私たちの活動を通して子どもたちが人と人との繋がりを少しでも感じてくれていれば嬉しく思います。
 将来は保育士になりたいと考えています。ボランティアを通して学んだ、子どもと一緒に楽しむという姿勢を卒業後も大切にし続けていきたいと思います。