交流

2025年10月29日

CCC 学生団体への活動振り返り会

2025年8月1日(金) 星が丘キャンパスCCC

CCC学生スタッフが活動の振り返り会を開催。
それぞれが抱える悩みや課題を共有し合い、
今後の活動に活かせるヒントを得ました。

 本学のコミュニティ・コラボレーションセンター(以下、CCC)は、学生にボランティア活動を紹介し、学生と地域社会をつなぐ架け橋としての役割を担っています。学生団体に所属する学生たちは、地域社会の課題解決に向けて、熱心に活動に取り組んでいます。
 2025年8月1日(金)には、学生団体の活動振り返り会が開催され、8団体が参加しました。アイスブレイクとして「ウソ・ホントゲーム」(1つだけ嘘を交えた自己紹介)がおこなわれ、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

 活動の振り返りでは、「KPT法」(Keep=成果が出ていて継続したいこと、Problem=課題と認識していること、Try=次に取り組みたいこと)というフレームワークを用いて、それぞれの学生団体が課題の発見や改善点の共有をおこないました。

 岐阜県下呂市小坂町の活性化を目的に活動する学生団体「ポレラ」は、これまでの活動を振り返り、現地の人々との交流や、名古屋市を中心とした新たなイベントへの参加など、成果が見られた取り組みを今後も継続していきたいと述べました。
 一方で課題としては、後輩である1・2年生との対面での交流機会が少なく、活動の内容や小坂町の人々の想いが十分に共有されていない点に不安を感じていると振り返りました。そのため、今後は現地の人から学んだことを後輩へ引き継ぐ方法についても検討していきたいと話しました。また、PR活動の効果を把握するのが難しい点も課題として挙げ、今後は認知度を数値化し、効果を可視化していく必要があると述べました。
 最後に、今後取り組みたいこととして、2年生主体のイベント開催や、メンバー間で活動への想いを共有し合える取り組みを進めていきたいとコメント。さらに、認知度を確認するために、自分たちで指標や目標、ターゲットを定め、活動に取り組みたいと話しました。

 学生たちは活動の課題を共有することで、どの団体にも共通する課題であると気づいたり、学生団体として活動する学生同士だからこそ分かち合える思いに触れたりしながら、それぞれが課題解決の糸口を見つける機会になったようでした。最後には、「課題や解決策をそれぞれの団体に持ち帰って、よりよい活動につなげていきましょう」と呼びかけて、会は締めくくられました。

 今回の活動振り返り会は、CCCの学生スタッフが企画しました。交流文化学部4年生の山﨑日菜子さんは、「昨年もKPTワークをおこない、学生団体ごとに活動内容が異なっていても、意外と抱えている悩みが共通していることに気づきました。今回は、悩みを共有するだけでなく、どう改善していくかを考える機会にしたいと思い、企画しました」と語りました。参加した学生からは、「悩みを共有できてよかった。他の団体が活動で気を付けていることを聞き、自分たちの活動へのヒントを得られた」といった声も寄せられました。
 活動の振り返りを通じて、学生たちは今後の取り組みに向けたヒントを得ることができました。活動の目的は異なっていても、地域課題の解決に向けて共に取り組む仲間の存在に気づき、大きな刺激を受けたことでしょう。
 今後もCCCは、学生たちの主体的な活動を後押しし、さまざまな人との交流を深めながら、社会に貢献できる人材の育成に努めていきます。