交流

2025年10月29日

愛知県主催「地球を愛する学園祭」in愛・地球博記念公園③

2025年8月10日(日) 愛・地球博記念公園

CCCの学生団体が、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを発信。
来場者にも楽しんでいただけるブースとなりました。

 本学のコミュニティ・コラボレーションセンター(以下、CCC)は、学生にボランティア活動を紹介し、学生と地域社会をつなぐ役割を担っています。学生たちはボランティア活動を通じて、自主性や環境への意識を高め、社会で役立つスキルを身につけています。
 愛知万博開催から20周年を迎えた記念行事「愛・地球博20祭」の連携企画として、「地球を愛する学園祭」が8月8日(金)〜10日(日)の3日間、愛・地球博記念公園で開催されました。これは、県内22大学・39チームの学生たちが、「未来へ持続可能な社会を残すためにこれから何ができるのか」というテーマに沿った企画を発信するイベントです。CCCからは、3日間で計15の学生団体が出展しました。参加した子ども達は、811名。本記事では、8月10日に参加した6団体の様子をレポートします。

エコのつぼみ

 「エコのつぼみ」は、里山保全を目標に愛知県知多郡美浜町の竹林整備に取り組んでいます。今回はコーヒーフィルターにイラストを描き、オリジナルの消臭袋を作るワークショップを開催。消臭袋の中には、学生たちが加工した竹炭を入れています。参加されたお客様からは、「学生が伐採から竹炭加工まで手掛けたことに驚いた」「放置竹林の現状を初めて知った」といった声が寄せられました。

らぶ♡やお

 「らぶ♡やお」は、NPO法人楽歩と協働し、地域の子どもの居場所づくりを目的に活動しています。また、県営住宅でのお弁当配布活動に参加し、子どもたちと交流しています。今回は、その活動で実施した紙コップのクレーンゲームを用意しました。参加したお客様は「意外と難しい」と話し、うまく取れたときには嬉しそうな表情を見せてくれました。親子で楽しめるブースとなりました。

ながくてくてく

 「ながくてくてく」は、長久手市の魅力発信を目的に活動しています。普段は観光スポットやカフェなどで取材した内容を学内外に発信しています。今回は、長久手市に関するクイズをブースのさまざまな場所に展示。参加したお客様からは「クイズを探すのが楽しい」「観光名所のほかに、こんな場所があるのを初めて知った」といった声が寄せられ、長久手市の情報発信を発信する良い機会となりました。

あじゅあす

 「あじゅあす」は、障がいのある方や高齢者、児童との交流をおこなっており、多世代交流「SHUKUTOKU-CAFE」の開催や、放課後等デイサービス、児童発達支援事業所のイベントに参加しています。今回は、高齢者施設でも取り入れられている、紙コップの色を一列に揃えてタイムを競うゲームを用意しました。認知症予防にもつながるこのゲームには、大人の方からは「見た目以上に難しい」といった声も。普段の取り組みを発信し、今後の活動につなげる良い機会となりました。

きらきら☆したら

 「きらきら☆したら」は、愛知県設楽町を拠点に地域活性化活動に取り組んでいます。今回は、設楽町の工房「木と革のaoyama」さんからいただいた檜の木くずを用いて、サスティナブルなサシェ(香り袋)作り体験をおこないました。少子高齢化や過疎化などの課題を伝えるとともに、設楽町に足を運んでもらえるように魅力を発信しました。

防災プロジェクトチームD.P.A.S

 「防災プロジェクトチームD.P.A.S」は、学生の防災意識向上を目的に活動しています。今回は、新聞紙を使ったスリッパ作りや段ボールベッド、防災用アルミブランケットの体験会を実施。「段ボールベッドは想像以上に頑丈だった」という声が聞かれ、災害前に防災用品を体験できる、学びのあるブースとなりました。

 学生たちは、「地球を愛する学園祭」の3日間を通して、ブースに訪れてくださった方に、普段の活動内容や、今回のテーマ「未来へ持続可能な社会を残すためにこれから何ができるのか」の大切なメッセージを届けることができたのではないでしょうか。来場者の感想は、今後の活動の参考となる貴重な気づきを与えてくれたことでしょう。今後もCCCは学生たちのサポートをしながら、SDGsの課題がより良い方向へ向かっていくことを目標に活動していきます。