交流

2021年10月25日

CCCオンライン防災講座「防災教室 あそぼうさい・まなぼうさい」

CCCオンライン防災講座「防災教室 あそぼうさい・まなぼうさい」

2021年9月18日(土) オンライン開催

学生たちが子どもたちに防災についてレクチャー。
クイズや工作を通じて、防災の知識を広めていきました。

 本学のコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)は、学生たちの地域貢献活動を応援することで、学生一人ひとりの自主性や社会性を育む教育センターです。単発のボランティア活動を紹介したり、学生たちが立ち上げた地域貢献活動をおこなう「学生団体」の運営を支援したり、さまざまな角度から成長の場を提供しています。その成長の場を提供するために、大切にしているのが地域との連携。さまざまな自治体、NPO団体、高齢者や障がい者施設の方々とつながりを持ち続けることで、信頼関係を築き、互いに助け合える仲間のような関係性を構築しています。
 そんな連携先の一つが瀬戸市。近年、瀬戸市が取り組んでいる「大学コンソーシアムせと」というプロジェクトに協力し、瀬戸市の市民を対象に本学の知的財産や学生たちのヒューマンパワーを生かして、暮らし豊かになるさまざまな講座を開講しています。今年度は、月に1回の講座を愛知医科大学さんと交互にホスト役を務め、子どもたちを対象に季節にあわせた学びの場を提供してきました。
 本学の担当月である9月は防災の日があることから、9月18日(土)に「防災知識」が学べる講座を提供。防災知識の啓蒙活動をはじめようとしている学生グループ7名が講師役となり、子どもたちにオンラインで防災の知識を伝えました。

CCCオンライン防災講座「防災教室 あそぼうさい・まなぼうさい」

CCCオンライン防災講座「防災教室 あそぼうさい・まなぼうさい」

CCCオンライン防災講座「防災教室 あそぼうさい・まなぼうさい」

 当日は、学生たちが約2ヵ月前から、防災に強いまちづくり活動をしているNPO法人レスキューストックヤードさんにヒアリングするなどして準備してきた内容を披露しました。まずは「震度とマグニチュードの説明」や「阪神淡路大震災、東日本大震災の被害状況」などを、子どもたちにわかりやすい言葉を選びながら解説した後、地震にまつわるクイズを出題。「みんな手で、マルかバツをつくってね!」「どっちだと思うかな?」と、子どもたちに優しく声をかけ、全員が楽しめるように細やかな心配りをしながら、クイズを進めていきました。

CCCオンライン防災講座「防災教室 あそぼうさい・まなぼうさい」

CCCオンライン防災講座「防災教室 あそぼうさい・まなぼうさい」

 講座の最後は新聞紙を使った「スリッパづくり」。このスリッパは災害時に避難所に駆け込んだ時、スリッパが足りなければ新聞紙さえあれば作れます。学生たちは、手元をアップにしながらスリッパをつくる過程を説明しました。オンライン上での説明のため、子どもたちに正しく伝わったかどうか積極的に声をかけ、一人ひとりに寄り添った対応で講座を進めていきました。「上手に出来たね!」と学生たちの前向きな言葉に後押しされ、子どもたちは無事、スリッパづくりを完遂。完成したスリッパを誇らしげに見せてくれる子どももいて、学生たちはその様子を笑顔いっぱいで、受け止めていました。
 子どもたちにとっても学生たちにとっても、有意義な時間となった今回の防災教室。学生たちはこれから、自分たちの活動を本格化させる一歩となり、特別な一日となったようです。本学ではCCCを中心に地域の方々と深く連携し、学生たちや地域の方々により良い学びを提供できるよう、これからもさまざまな機会の創造に努めてまいります。