交流

2022年04月28日

CCCコラボメッセ大学生発表会

CCCコラボメッセ大学生発表会

2022年3月13日(日)星が丘キャンパスCCC

地元の学生団体10組が参加し、
それぞれのボランティア活動を紹介。
各団体同士の交流会も開催されました。

 コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)は、学生たちにボランティア活動を紹介することで、地域と学生をつなぎ、一人ひとりの成長を促す活動を支援しています。ボランティア活動の紹介に加え、地域貢献活動をおこなう学生団体の発足や継続などもサポートしています。
 そんなCCCの一大イベントが、年に1度おこなわれる「コラボメッセ」。このイベントは学生団体や市民団体が一堂に会し、活動報告と交流会を実施しています。昨年の12月19日に、新型コロナウィルス感染症の影響でオンライン上でのコラボメッセを開催しました。今回のコラボメッセは、その時に画面上で出会った大学生の団体が中心となり、大学生のみでの活動報告・交流会になりました。

CCCコラボメッセ大学生発表会

CCCコラボメッセ大学生発表会

CCCコラボメッセ大学生発表会

CCCコラボメッセ大学生発表会

 今回集まったのは、地元の大学で活動する10の団体。活動報告で最初に登場したのは、本学の「アミーゴ」。アミーゴは愛知県内に住む外国にルーツをもつ子どもたちを支援する団体です。現在、外国にルーツをもつ子どもたちの不就学問題がさまざまな地域で課題となっています。全国的にも、愛知県は外国にルーツを持つ子どもが多い県と言われているため、アミーゴは愛知県西尾市の教育委員会などと連携し、西尾市立鶴城小学校に通う外国につながる子どもたちへ本の読み聞かせをおこなったり、大学とはどんなところなのかなどを紹介するために愛知県犬山市にあるNPO法人シェイクハンズを訪問する活動をおこなったりしています。発表した交流文化学部の学生たちは、外国につながりを持つ子どもたちの将来のために、彼らが描く夢をどのように実現させることができるかが課題だと話してくれました。

CCCコラボメッセ大学生発表会

CCCコラボメッセ大学生発表会

 デイサービスや障がい者支援施設などで楽器演奏をし、音楽を通じて楽しさや喜びを届ける活動をしているのが本学の「Fsus4」。コロナ禍以前は現場に訪問して楽器を演奏していましたが、コロナ禍で活動が難しくなりました。そこでZOOMなどのウェブコミュニケーションツールを利用したり、DVDを作成したりして、施設へ想いを届けるなどの工夫をしていることを紹介しました。また、プレゼンテーションでは楽器演奏を披露している動画などを織り交ぜ、映像と音で発表していたのが印象的でした。
 その他にも在日外国人の支援などの国際的な活動から防災・災害復興などの地域貢献活動、食品ロス低減活動、ハンセン病の啓発活動など、さまざまな分野で活躍する学生団体が興味深い発表をおこないました。

CCCコラボメッセ大学生発表会

CCCコラボメッセ大学生発表会

 発表後は交流会として、各団体同士がコミュニケーションを取る時間が設けられました。ここでは、コロナ禍での活動において工夫している点などを中心に活発な意見交換がなされました。
 学生たちは、新型コロナウィルス感染症の影響で思うように活動できないもどかしさを感じながらも、つながりが途切れないように様々な工夫をし、前向きにできることを考え、少しずつでも活動を進めようとする想いを感じました。
 今後もCCCはボランティア活動を通して、学生たちの挑戦を見守りながら、時代に合ったさまざまな支援をおこなっていきます。