交流

2025年11月21日

ちょこっとボランティア講座 アサヒ飲料株式会社

2025年5月22日(木)星が丘キャンパス コミュニティ・コラボレーションセンター

アサヒ飲料の環境保全活動を学び、
多角的な改善策を考えるきっかけになりました。

 愛知淑徳大学のコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)は、学生たちに向けて、ボランティア活動の紹介や、地域貢献活動を目的とした学生団体の発足・継続を支援しながら、学生一人ひとりの自主性や社会性を育んでいます。
 CCCでは「ちょこっとボランティア講座リレー」と題して、ボランティアや社会貢献について理解が深まるように、ボランティア活動や環境保全活動などに関わるさまざまな方からお話を伺う講演会を開催し、2025年5月22日(木)には、アサヒ飲料株式会社(以下、アサヒ飲料)の小嶋様にご登壇いただき、アサヒ飲料の企業が目指す姿をご紹介いただくと共に、「環境ビジョン2050」と題したアサヒ飲料が取り組む環境保全活動についてご講演いただきました。

 アサヒ飲料では、国際的な社会問題となっている海洋プラスチック問題やプラスチック資源循環に対し、正しい課題理解に取り組んでいます。講演ではその具体的な取り組みをご紹介いただきました。
 事例1では、「ペットボトルは何度でもリサイクルできる素材」と位置付け、ボトルからボトルをつくるケミカルリサイクルの取り組みを紹介。二酸化炭素の排出量が47%削減でき、さらにこれらの活動は飲料メーカー3社や地方自治体と連携協定を結ぶことでゼロカーボンシティの実現を目指しています。

 事例2では、2018年にアサヒ飲料が業界初として発売したラベルレスボトルが紹介されました。実はこの取り組みは、アサヒ飲料入社1年目の女子社員の提案により実現した事例です。小嶋さんは「新入社員でも活躍の場はありますので、ぜひみなさんが社会に出た際には積極的に提案してくださいね」とエールを送ってくださいました。
 事例3では、環境配慮型自販機が紹介されました。これは業界初の「CO2を食べる自販機」で、自動販売機が排出するCO2排出量の最大20%を吸収します。学生たちは「こんな自販機があるの?」と驚いた表情。さらに事例4では、水源地保全活動として北陸、岡山、富士山の各工場で行っている森林保全活動が紹介されました。また事例5では、水の再利用や節水なども紹介されました。
 こうしてさまざまな角度から実施される環境保全活動を知り、学生たちは1つの課題に対し、多角的な視点を持って考えれば、いろんな解決策が生み出されることを実感したと思います。

 講演後には、学生たちが、アサヒ飲料の主力商品である「カルピス」を活用して、アレンジレシピ企画に挑戦しました。アサヒ飲料おすすめの「牛乳割り」と学生企画の「ココア割り」を試飲し、感想を述べ合いました。

 今回の講座も多くの学生が参加し、ボランティアや環境に対する意識の高さを感じる会となりました。CCCでは、今後もさまざまな企画を準備し、学生たちの社会活動を支援していきます。