交流

2023年07月04日

心理学部 髙野ゼミ 運動会でのボランティア活動

2023年5月13日(土) 愛知県一宮市総合体育館

発達心理学を学ぶ学生が、多様な子どもたちが楽しむ運動会に参加。
オリジナル種目を企画し、3年ぶりに開催された運動会を盛り上げました。

 「生理・認知」「社会」「発達」「臨床」の4領域を学修し、人の心をさまざまな角度から捉える本学の心理学部。専門的な実験・実習を通して、人の心についての理解力や社会が抱える課題を解決する能力、さまざまな人と協働できるコミュニケーション能力などのスキルを持った人材育成を目指しています。多様な人間の心理を理解するためには、多くの人と関わることが重要。そこで実際に心理的支援の現場や人の発達に関わる施設に足を運び、実践的な学びを得られる活動にも取り組んでいます。
 その一環として髙野ゼミの学生が「県肢体不⾃由児者⽗⺟の会連合会」の西尾張ブロック連絡協議会主催の運動会に学生スタッフとして参加。髙野ゼミは以前よりボランティアに参加していましたが、2020年~2022年までは新型コロナウイルス感染症の影響で運動会が中止に。実に3年ぶりの活動となった今年は8名のゼミ生が参加し、運営スタッフとともに運動会を盛り上げるために奮闘しました。

 学生たちは基本的には機材の運搬や音響の調整などの運営補助を担当しましたが、唯一、学生たちが一から企画・進行をおこなったのが「ビンゴイントロクイズ」という種目。その名の通り、ビンゴとイントロクイズを合わせたオリジナル種目で、曲名ごとにビンゴの番号が割り振られており、イントロを聞いてその曲名がわかったらビンゴシートにチェックを付けることができるというルール。有名な曲や流⾏した歌を使⽤し、障害のある方や⼩さい⼦どもをはじめ、どのような世代の⼈でも楽しめるように⼯夫しました。

 運営補助として裏方にいたため、子どもたちと話す機会がそれほど多くなかった学生たちですが、子どもたちと接するときはできるだけ目線が同じになるようにして、不安を与えないように配慮しました。そのようなきめ細かな心配りもあってか、運動会は最後まで盛り上がり、参加した子どもたちは終始楽しそうな様子を見せてくれました。

 障害を持つ方を含め、さまざまな子どもたちの笑顔に関わることができた今回の運動会。人の発達を学ぶ髙野ゼミ⽣にとって、子どもたちの感情を引き出せた経験は今後の研究にも役立つのではないでしょうか。本学では今後も多様な企業・団体と連携し、学生たちに学外だからこそできる貴重な体験を提供していきます。