交流

2023年07月07日

CCC 堀川フラワーフェスティバル2023「愛知淑徳大学DAY」

2023年5月21日(日)堀川・シャムズガーデン

堀川の魅力を伝える市民イベントの一環として、
愛知淑徳大学の学生や卒業生が
「愛知淑徳大学DAY」マルシェを開催しました。

 今年で17回目を迎えた、堀川や納屋橋エリアの魅力を伝える市民イベント「堀川フラワーフェスティバル」。2023年5月12日(金)~27日(土)に開催されたイベントの一環として、5月21日(日)に「愛知淑徳大学DAY」と銘打ち、本学の学生や卒業生がブースを出展する「いろいろつながるマルシェ」が開催されました。

 本学には学生の自主性を尊重し、地域連携や環境への意識、実社会で役立つスキルを育む「コミュニティ・コラボレーション・センター(以下、CCC)」があります。CCCは学生に学外のボランティア団体を紹介するほか、CCCのサポートによって、数多くの学生団体が立ち上がり、社会貢献活動をしています。

 「いろいろつながるマルシェ」は、社会と大学、卒業生と在学生、在学生と来場者など、"いろいろつながる"ことをコンセプトに企画されたイベントです。当日は、普段から活動している学生団体ブースが3つ、CCCが募集した在学生ボランティアによって運営しているブースが3つ、卒業生が中心となって在学生からボランティアを募って運営しているブースが3つの、計9ブースが出展。来場いただいた方、各ブースでPRされている地域や社会課題も含め、多くの"つながる"が生まれました。

学生団体《そとそと》豊田市の社会課題と解決策をPR

 愛知県豊田市を中心とした地域の魅力の発信や、社会課題の解決を目指して活動している「学生団体そとそと」。豊田市の山間地域は農作物の鳥獣被害が多く、その解決に向けて、まずはジビエ(食べるために狩りの対象となる野生の鳥やけもの、またその肉のこと)に興味を持ってもらうために、ジビエの活用法の一つとして、鹿革のがま口ケース作りの体験をおこないました。

学生団体《きらきら☆したら》設楽町産緑茶&紅茶の試飲会

 愛知県設楽町の魅力を発信し、活性化のお手伝いをしている「きらきら☆したら」。今回は設楽産の茶葉を使った緑茶と紅茶の試飲会をおこないました。他のイベントでは設楽町のことを体験してもらうために、設楽町特産の木や革のキーホルダーづくりをおこなうなど、自分たちが設楽町に行って感じた魅力を多くの方に伝えるため、さまざまな企画を考えています。

学生団体《PERILLA:ポレラ》小坂町のクイズや特産品紹介

 学校法人愛知淑徳学園の林間学舎がある下呂市小坂町との交流をきっかけに始まった学生団体「PERILLA:ポレラ」。小坂町の活性化を目的に活動し、これまで町自慢の滝の見学や、特産であるえごま畑での草刈や収穫などをおこない、イベントやSNSで発信してきました。今回のイベントでは、小坂町を知ってもらうためのクイズや、特産品であるえごま油をアピール。楽しみながら小坂町について学べるブースとなりました。

CCC《学生ボランティア》碧南市のカラフルな人参紹介&販売

 碧南市を拠点とする「鈴盛農園」は、素材そのもののおいしさを引き出す、丁寧に作る土や独自の栽培方法が特徴の農園。その代表格である「人参」などの農作物の紹介&販売をしました。ブース運営をしたのは食に興味を持ったボランティア学生たち。甘いことが特徴の人参を活かしたオリジナルレシピを紹介するツールを作るなど、自分たちの学びを活かしたPRをしていました。

CCC《学生ボランティア》フェアトレードの紹介&商品販売

 CCCで発行しているボランティア情報を通して、フェアトレードに興味を持った学生が運営を担ったフェアトレードブース。「顔の見える店~FAIR TRADE風's(ふーず)」さんの、オススメの商品の販売や、フェアトレードについてわかりやすく紹介するパンフレットを通して、フェアトレードについての基本を学べるように工夫されていました。

CCC《学生ボランティア》廃棄ポットを利用した野菜づくり体験

 安城市にある「安城産業文化公園デンパーク」は、花とみどりが魅力の一つである公園です。そのデンパークとのつながりによって、植栽用として使われていた廃棄予定のポットを頂戴し、野菜づくり体験をおこないました。小さな子どもでもできるよう、手袋やビニールシートを用意。さらに簡単な種の植え方や育て方を紹介したパンフレットを作って配りました。パンフレット制作を担当した創造表現学部の学生にとっては「学んだことを実際に活かせた」と、貴重な機会にもなりました。

卒業生&学生《おもちゃひろば》安全なおもちゃによる遊び広場

 学生時代に「エコのつぼみ」という里山保全を目標とする学生団体で活動していたメンバーが卒業後に集まって結成したボランティアサークル「おもちゃひろば」。いつもは豊田市の朝市で、安全なおもちゃで遊ぶ体験ができる機会を提供していますが、このたびCCCからの声がけにより、いろいろつながるマルシェに出展してくれました。当日は、安全なおもちゃの紹介だけでなく、親子での遊び方などを伝えることもおこない、多くの家族が楽しんでいました。

卒業生&学生《ハンドメイド作家》インドの刺繍ハンドメイドの販売

 学生時代にボランティアや環境活動に積極的だったことが縁でCCCにも足しげく通っていたという卒業生がブースを出展。自身がインドに住んだ際に少数民族の刺繍に出会い、それを自身で作るとともに、「日本に広めたい、インドの文化を知ってもらいたい」という思いで活動されています。今回は学生時代からのつながりで出展してくださり、ボランティアをする学生への卒業生としてのアドバイスなど、参加学生にとっても学びある時間になりました。

卒業生&学生《オーガニックビレッジ》有機JASの紹介と認証米の販売

 学生時代からサスティナビリティに興味があり、CCCを活用しながらさまざまな学生活動をしてきた卒業生によるブース出展です。そこでは農事組合法人オーガニックビレッジを運営しており、本当の意味での持続可能な社会づくりのため、地域の廃棄される食材(おから、魚のあら)を発酵させて作った肥料を撒いた土壌でお米を育てるなど、地域内での循環にチャレンジしています。今回のイベントでは、サスティナブルについての紹介や、有機JAS認証米の販売をしていただきました。