交流

2023年08月29日

ジェンダー・女性学研究所 小牧市役所訪問

2023年7月18日(火)小牧市役所

ジェンダー・女性学研究所のメンバーが
小牧市役所を訪問し、
制服の意識調査のお願いをしました。

 7月18日(火)、ジェンダー・女性学研究所のメンバーが愛知県小牧市役所を訪問しました。
 今回の訪問は、小牧市内の公立中学校が制服を変更することを受け、制服に対する意識調査を小牧市とコラボレーションして取り組みたいとの内容を市長にお願いするのが目的。当日は山下史守朗市長と教育委員会から2名ご出席いただき、制服変更について会談をおこないました。

 冒頭、ジェンダー・女性学研究所の坂田所長から、当所が取り組んできた制服プロジェクトについての概要を説明。その後、学生組織である「ステレオ・リムーブ課」の学生から、具体的な取り組み内容を紹介させていただきました。それらを受け、山下市長は「ジェンダーはいま大きな関心を寄せている事案。そのため、いろいろな議論を通して理解に努め、より良い社会に向けて多様性を促進していくことはとても有意義だと思う」とジェンダー問題について見解を述べられました。

 教育委員会の方からは、制服変更について昨年10月からアンケートを取り始め、デザイン案を5つに絞り込み、今年5月に投票によって決定したことをご説明していただきました。これを受け、ジェンダー・女性学研究所からは、デザインはどのように決めたのか、男子学生もスカートを選べるのか、などの質問を投げかけました。教育委員会の方は、今回の制服変更を通して、制服とは何か?その意味を考えるきっかけになってほしい、共生社会において多様性を考える良い機会にもなるではないかと意見を述べられました。
 最後に坂田所長から制服を変更した後、生徒たちの意識がどのように変化するのかを研究させてほしいとの旨を伝えると、山下市長は要請を快諾。その後、具体的な調査方法について教育委員会の方々と協議させていただきました。

 新しい制服とその制服についての意識調査がどのように進んでいくのか。小牧市とジェンダー・女性売学研究所とのコラボレーションも含め、今後もお伝えしていく予定です。