交流

2024年01月19日

CCC SDGs企画イベント「伝えたい、SDGs 大学生のチカラ」

2023年10月8日 (日)長久手中央2号公園(長久手市リニモ古戦場横)

本学の学生団体のSDGs活動を紹介するイベント
「伝えたい、SDGs 大学生のチカラ」を長久手市で開催しました。

 愛知淑徳大学のコミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)は、学生の地域貢献活動やボランティアをサポートし、地域・企業・自治体・市民団体といったコミュニティと、学生をつなぎ、様々な地域活動を活性化しています。CCCを拠点に活動する学生団体は約30団体となっており、それぞれが各コミュニティと連携したボランティア活動や自主活動などを実施しています。学生たちが普段おこなっている活動を市民の方に知っていただく場として、2023年10月8日(日)「伝えたい、SDGs 大学生のチカラ」を開催しました。

 イベントは今年で2回目を迎え、愛知淑徳大学と長久手市が協定を結んでいることもあり、愛知高速交通リニモの長久手古戦場駅のすぐ隣にある、長久手市が管理する長久手中央2号公園を会場としておこないました。当日は、本学の15の学生団体や学外の学生団体が一堂に会し、それぞれのSDGsの達成に向けた活動を市民の皆さんに知っていただけるよう、ワークショップを取り入れた体験型のブースを出展しました。ショッピングモールに隣接した場所でもあるため、各団体は、とくに子どもたちに興味を持ってもらえるように工夫し、簡単なクイズや、手作り体験、試食など、思い思いの方法で団体の活動を伝えるとともに、SDGsの大切さを子どもたちに伝えられるように運営しました。会場には多くの家族連れが訪れ、どのブースでも会話が弾み、ゲームやワークショップなど盛り上がっていました。

エコのつぼみ

 里山保全や放置竹林問題を学ぶとともに、「竹」を有効な資源として活用して環境問題を身近にとらえてもらうことを目的としている「エコのつぼみ」。月2回ほど、愛知県美浜町にて、NPOモリビトの会様と協力して、竹の伐採や燃焼を手伝い、竹炭をつくっています。今回は、竹炭を使った消臭ポット作りを通して、エコについて考えてもらえるような内容を実施しました。

しゅくぐる

 「しゅくぐる」は、NPO法人じゃんぐるじむ様と協力しながら、発達障がいがある子どもたちと交流し、楽しく一緒に遊びながら、子どもたちの発達が豊かなものになる手助けをしている団体です。言語聴覚士を目指す学生が中心となり、学びを深めています。今回は、紙皿シアターの工作をおこないながら、発達障がいについて知ってもらう機会を提供しました。

あじゅあす

 障がいがある方、高齢者、児童と幅広く交流をし、生活を楽しんでほしいという思いで活動している「あじゅあす」は、日進市の障がい児施設などのイベントにも出展しており、児童福祉の実体験は、学生にとっても多くの学びがあります。今回は、手作りおもちゃで、大学生とゲームをする体験をおこないました。

チームわんわん

 「介助犬使用者さんと介助犬がより生きやすい社会」の実現や、介助犬の認知度拡大を目的に活動している「チームわんわん」。今回は、介助犬について知ってもらうためのリーフレットづくり体験やグッズの販売をおこないました。

Na-Gomi

 長久手市を中心に、地域の清掃活動やごみ問題に関心を持ってもらえるように活動している「Na-Gomi」は、大学周辺のごみ拾いのほか、オリジナルの分別ゲームの制作やイベントの企画などにも取り組んでいます。今回は、環境すごろくやごみ分別ゲームをおこないました。

tASUkeai

 「tASUkeai」は、愛知県警察と連携して実際に起きている犯罪を知り、それに応じた防犯の啓発活動をおこなうことを目的として活動し、体験型防犯教室の開催や、防犯を促す動画制作などをおこなっています。今回は、交通安全かるた遊びや作成を通して、身を守るための知識にふれてもらいました。

Change

 コロナ禍もあり子どもの運動不足が問題となっていることから運動が苦手な子どもに少しでも身体を動かす楽しさを伝えたい!という目的を持って活動している「Change」。児童館で、子どもたちが運動する機会をつくるボランティアをしています。今回は、楽しく遊びながら運動を促すことが出来るような、遊べる道具を工作しました。

こめ☆こめくらぶ

 「こめ☆こめくらぶ」は、長久手みなみ里山クラブ様の田んぼで、もち米づくりや環境保全活動をしています。そこで学んだ食べ物の大切さについて、子どもたちと一緒に考える機会をつくっています。子どもたちとお米作りを通じて食べ物の大切さを知ることを目的として活動しています。今回は、田んぼで鳥よけとして使われる"かかし"をモチーフに、ミニかかしづくりをおこないました。

ロスゼロ

 「ロスゼロ」は、食品ロスの問題を解決するチカラになるために、食品ロスになる野菜の活用レシピづくりや、廃棄される野菜を提供していただき試食体験をおこなうことで、食品ロスを知ってもらう活動をしています。今回は葵マルシェ様からいただいた破棄される予定だった果物を、tori8coffee様によって作られたジャムの試食をおこないました。

ASU element project

 子どもたちが、英語や多文化を身近に感じて楽しいものだと思えるような活動を企画・運営している「ASU element project」。各地の児童館で、英語の楽しさを伝えるゲームをおこなっています。今回は、英語に初めてふれる子どもたちを想定して、簡単な英語を話しながら工作する教室をおこないました。

名古屋コーチンもりあげ隊

 名古屋コーチンという名前を聞いたことない人、まだ食べたことない人などに向けて、より親しみを持ってもらうために広報活動をしている「名古屋コーチンもりあげ隊」。地域の小学校に出向いて、遊びを通して名古屋コーチンを紹介しており、今回は紙芝居を作成して、子どもたちへの読み聞かせをおこないました。

あすてく

 「あすてく」は、聴覚障がいの学生を対象として授業内容をテキスト化して伝えるサポートや、聴覚障がいの子どもとその親を支援しているNPO団体のイベント出展・サポートなどをおこなっています。今回は、ジェスチャーゲームや、聴覚障がいのことを知るための体験をおこないました。

アミーゴ

 愛知県には日本語支援が必要な児童が約9,000人以上おり、全国最多となっています。そこで「アミーゴ」では、子どもたちが日本語に親しみをもってもらえるように一緒に本を読んだり、将来の夢を子どもたちと一緒に考え、可能性を広げる活動をしています。今回は世界の遊び体験をおこないました。

きらきら☆したら

 「きらきら☆したら」は、愛知県北設楽郡にある設楽町の、古くから続く奉納歌舞伎や豊かな自然など様々な魅力についてのPR活動や、地域の方々との交流をしている団体です。設楽町へ通い、コミュニティ形成や、無形民俗文化財の保存を進めています。今回は、設楽町についてのクイズを通して、町や地域課題を紹介しました。

コミュカフェ

 高齢者さんと、工作やレクリエーションを通して賑やかで楽しい空間を作ることを目的としている「コミュカフェ」。定期的に近隣の福祉施設を訪問して、交流を深めています。今回は、レクリエーションの体験を通して、高齢者さんとの関わり方について伝えました。


 会場には多くの家族連れが訪れ、どのブースでも会話が弾み、ゲームやワークショップなど盛り上がっていました。学生にとって、地域・社会すべてが学びの場となり、自ら見つけた課題に向かって活動することで、一人ひとりの大きな成長に繋がります。今後もCCCは学生たちのサポートをしながら、SDGs17項目の課題がより良い方向へ向かっていくことを目標に活動していきます。